Category :: Django Reinhardt

マカフェリ用弦Update : 2014/09/09 Tue 01:50

マカフェリギターの弦の話。

[写真はイメージです。本記事とは関係ありあせん。]
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ニッチなジャンルなので、本音のポストをすると楽器屋さんに迷惑が掛かるかもしれないので、弦選びのポイントのみを書かせていただきます。

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Yellow Django RevivalUpdate : 2014/08/31 Sun 02:56

僕が加入している現在進行形のバンドのことは、ライブのお知らせ以外は滅多にブログには書きません。たぶんこの記事が初めてのポストになると思います。

ちょっと考えることがあって、現在日本屈指のジプシー・ジャズ・バンドのことを文章にしておきたいと思います。

ここでお話する、Yellow Django Revivalは、いわゆるジプシージャズという音楽を演奏するクインテットで、僕がバンマスみたいなことをさせて頂いております。

初ステージは2003年5月24日ですからもう10年以上活動を続けていることになります。その初ステージは、富士山麓の朝霧高原で行われたブルーグラス・フェスティバルでした。当時、僕は関東圏のブルーグラス・フェスのほとんどに顔を出していましたから、その流れで、メンバーが揃ったから出てみようというようなノリだったと思います。かなり遠い記憶ですが、その前の年からリハーサルを何回か行ってて、ようやくバンドの体裁になったというような感じだったと思います。しかしながら、初ステージ時の編成はギター×2+ベースのトリオでした。僕の他、網代直隆くん(guitar)と手島昭英さん(guitar)というトリオでしたが、この二人は現在一緒にやっていません。僕しかオリジナルメンバーは残っていないことになります。

[2003年5月24日 朝霧フェス]
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バンド名のYellow Django Revivalは、1980年代に国民的音楽ヒーローになったY.M.O.から日本人を象徴する言葉としてYellow、ジプシージャズギタースタイルの嚆矢Django ReinhardtからDjango、そして先進的なブルーグラスを演奏したNew Grass RevivalやアメリカンロックのC.C.R.からRevivalを頂いて、僕が思いつきで付けた名前です。この名前をこんなに長い間使うとは思いませんでしたが、行きがかり上、僕がこの名前を使うのをやめない限りバンドの解散は無いということになります。

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1975年に聴いたMinor SwingUpdate : 2014/06/07 Sat 02:47

高校2年生の頃だったと記憶しています。当時は近畿放送だった今のKBS京都放送の深夜ラジオ、たしか土曜日のかなり遅い時間で毎週ではなかったと思いますが、マニアックなブルーグラスを聴かせてくれる番組がありました。

1976年春に来日予定だったDavid Grismanを紹介するためだったか、当時日本盤がリリースされたばかりの名盤Muleskinnerを紹介するためだったか、どっちだったか曖昧ですが、何故か、その夜は番組の中で確かにMinor Swingを聴きました。まだ僕がDjango Reinhardtのギターに出会っていない頃なのに、なぜオンエアされたその曲の名前を覚えているかというと、寝てしまってはいけないと考えてラジカセで全編エアチェックしたカセットテープがその後5年は聴ける状態で手元にあったからです。

そのMinor Swingは、David Grismanがその後に組んでDAWGミュージックを創ることになるクインテットのリハーサルの録音でした。まだDjango Reinhardtを知らない頃でしたので、僕にとってのMinor Swingはその演奏が全てでした。

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The Red Hot Jazz ArchiveUpdate : 2014/06/04 Wed 12:27

当サイトを公開して18年が経ちますが、それは僕自身がインターネットを利用している時間とほぼ同じです。(ちなみに、1994年にApple社のeWorldでWEBサイトを閲覧したのが僕の初めてのネットサーフィンです。)

The Red Hot Jazz Archive

僕が毎月数万円も課金を支払ってインターネット接続を始めた頃には、すでに運営されていたという記憶があるのが、ここでご紹介するThe Red Hot Jazz Archiveです。(音源の再生にRealAudioを使っているのでもう少し後かもしれませんね。あるいは、発見した当初は音源再生は無かったかもしれません。)

日本でもこれまでに何万人、何十万人の方がこのサイトにお世話になったことと思いますし、今更説明不要なのですが、情報の乏しい戦前・戦中のジャズについて、素晴らしいページ構成で、百科事典のようにほぼ全てを網羅しています。バンドごと、リーダーごと、ミュージシャンごとに文章によるバイオグラフィや豊富な代表的音源をすぐに探し出せます。

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75年前Update : 2014/06/02 Mon 12:34

今から75年前、1939年(昭和14年)は、僕の周辺の音楽にとって転機が訪れた年でした。

まず、日本では戦時体制移行のために昭和12年からレコード発売時の検閲がありましたが、翌昭和15年からレコード会社がジャズ系流行歌の発売を自粛しましたので、昭和14年は国内でジャズが戦前最高の盛り上がりを見せた年でした。

■1939年年9月20日録音 伊澤蘭子(松竹歌劇団)・唄/服部良一・編曲/コロムビア・オーケストラ・演奏

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