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1975年に聴いたMinor SwingUpdate : 2014/06/07 Sat 02:47

高校2年生の頃だったと記憶しています。当時は近畿放送だった今のKBS京都放送の深夜ラジオ、たしか土曜日のかなり遅い時間で毎週ではなかったと思いますが、マニアックなブルーグラスを聴かせてくれる番組がありました。

1976年春に来日予定だったDavid Grismanを紹介するためだったか、当時日本盤がリリースされたばかりの名盤Muleskinnerを紹介するためだったか、どっちだったか曖昧ですが、何故か、その夜は番組の中で確かにMinor Swingを聴きました。まだ僕がDjango Reinhardtのギターに出会っていない頃なのに、なぜオンエアされたその曲の名前を覚えているかというと、寝てしまってはいけないと考えてラジカセで全編エアチェックしたカセットテープがその後5年は聴ける状態で手元にあったからです。

そのMinor Swingは、David Grismanがその後に組んでDAWGミュージックを創ることになるクインテットのリハーサルの録音でした。まだDjango Reinhardtを知らない頃でしたので、僕にとってのMinor Swingはその演奏が全てでした。

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ステマUpdate : 2014/06/04 Wed 18:51

飲食は食品衛生法、投薬は薬事法で販売や宣伝の方法が決められています。命に関わることだから当たり前ですね。とりわけ、薬事法では、サプリメントのような薬品部外品は効能を謳って宣伝販売してはいけないことになっています。

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命に関わらないからいいのかもしれないけど、車や楽器のパーツ、健康器具、スポーツ用品なんていうのは、インチキな数値を挙げてユーザ心理を煽りながら効能を謳っているものが多いと感じます。信じるものは救われる、なら宗教と同じレベルですね。ダイエット関連なんか言うまでもありません。

科学的に検証すれば大した効能・効果も無い製品でも、宣伝マンとしてその道の有名人(車ならプロドライバー、楽器ならプロミュージシャン)が登場すると、エンドユーザはそのまま信用してしまいます。あの人が言うなら間違いない、と考えます。第三者としてこれは大変残念なことですし、エンドユーザも有名人も救われません。資本主義社会の中では、これを取り締まる法整備もなかなか難しいのだと思います。

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The Red Hot Jazz ArchiveUpdate : 2014/06/04 Wed 12:27

当サイトを公開して18年が経ちますが、それは僕自身がインターネットを利用している時間とほぼ同じです。(ちなみに、1994年にApple社のeWorldでWEBサイトを閲覧したのが僕の初めてのネットサーフィンです。)

The Red Hot Jazz Archive

僕が毎月数万円も課金を支払ってインターネット接続を始めた頃には、すでに運営されていたという記憶があるのが、ここでご紹介するThe Red Hot Jazz Archiveです。(音源の再生にRealAudioを使っているのでもう少し後かもしれませんね。あるいは、発見した当初は音源再生は無かったかもしれません。)

日本でもこれまでに何万人、何十万人の方がこのサイトにお世話になったことと思いますし、今更説明不要なのですが、情報の乏しい戦前・戦中のジャズについて、素晴らしいページ構成で、百科事典のようにほぼ全てを網羅しています。バンドごと、リーダーごと、ミュージシャンごとに文章によるバイオグラフィや豊富な代表的音源をすぐに探し出せます。

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ライブにいらしてくださる皆様へ、写真撮影についてのお願いUpdate : 2014/06/03 Tue 15:28

いつもライブに来てくださる皆さんには、声をかけていただいたり、曲やアレンジの感想などもたくさんいただき、とても楽しく演奏できて感謝しています。(ビールを奢ってくださるとさらにうれしいです。)

さて、会場側が許してくれる限り、ライブ中の録音や動画撮影はご遠慮いただくこともなく、皆様におかれましては勝手にやっていらっしゃることと思いますが、今日はあらためて写真撮影についてお願いがあります。

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75年前Update : 2014/06/02 Mon 12:34

今から75年前、1939年(昭和14年)は、僕の周辺の音楽にとって転機が訪れた年でした。

まず、日本では戦時体制移行のために昭和12年からレコード発売時の検閲がありましたが、翌昭和15年からレコード会社がジャズ系流行歌の発売を自粛しましたので、昭和14年は国内でジャズが戦前最高の盛り上がりを見せた年でした。

■1939年年9月20日録音 伊澤蘭子(松竹歌劇団)・唄/服部良一・編曲/コロムビア・オーケストラ・演奏

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