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日本では、フラットマンドリン奏者と言えばブルーグラスを演奏する人が多く、名人も少なくありません。僕は弦楽器を50年にわたって演奏してきましたが、この素晴らしい楽器をブルーグラスの語法だけで演奏することがもったいないと思い、しばしばジャズの語法で弾くことがあります。また、口には出さないまでも、何人ものマンドリン弾きがジャズっぽく弾きたいと思っていることを筆者は知っています。この本は、マンドリンを弾けるけれど、マンドリンでジャズっぽく弾く弾き方がわからないような人に向けて書きました。
ジャズ曲をマンドリンで弾きたければ、ポピュラー1001のようなジャズ曲の譜面集を見ながらメロディを追えばそれで良いのですが、ジャズの語法で演奏するということは、それとはまたちょっと意味合いが変わります。少なくともジャズ的なアドリブを弾けた方が良いと僕は考えます。練習を嫌にならないように、できるだけ容易な方法でジャズっぽいマンドリンを弾けるように心がけた結果、こういう内容になりまし た。この本が、一人でも多くのマンドリン弾きのお役に立てば幸甚です。
掲載したタブラチュアはそのままテナーバンジョーやテナーギターでも弾けます(ただし、キーGの譜面はキーCでの演奏になります)。
こんな目次です。
現状、手持ち在庫はありません。販売はリンク先からだけです。続編や、他の楽器についても鋭意製作構想中です。
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構想20年、薄っぺらい書籍ですが、ようやく上梓できました。
僕は弦楽器一般を50年にわたって演奏してきましたが、ギターやヴァイオリンとは違い、バンジョーなど民族楽器に属するかと思われるような特殊楽器の練習を始めた時に、その教則本や教室があまりにも少ない現実にかなり失望しました。幸運にも、根っからの好奇心で音源を聴き込むことで一応の演奏方法を習得しましたが、もし、駆け出しの時に初心者用の入門書があったとしたら、 そんな無用の苦労をしなくても良かったことを実感しています。しかしながら、日本語で書かれたテナーバンジョーの入門書は今日でも皆無に近く、そろそろ演奏生命が終わりそうな自分がそれを書いておいたほうが良いと言う天命を受け、今回この書籍を出版するに至りました。
この本は、テナーバンジョーを所有しているけど、テナーバンジョーならではの弾き方が分からないような人に向けて書かれています。すでに一通りテナーバンジョーを演奏できる人なら、なんだ!と感じる内容かもしれませんが、初心者が練習を嫌にならないように、できるだけ容易な方法で本格的なテナーバンジョーのサウンドを鳴らせるように心がけた結果、こういう内容になりまし た。本書によって、一人でも多くの初心者が中級者〜上級者にランクアップできれば幸甚です。
掲載したタブラチュアをそのままマンドリンでも弾けます(ただし、キーFの譜面はキーCでの演奏になります)から、個人的にはマンドリン奏者の教養のためにもオススメしたいです。マンドリン演奏にも幅が出ることと思います。
こんな目次です。
現状、手持ち在庫はありません。販売はリンク先からだけです。続編や、他の楽器についても鋭意製作構想中です。
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拙CDアルバム、地味に無料配布をやっていますが、今日現在、多くの方にお申し込みいただいて、幸いにも事業として成立しています。このペースであれば、品切れになることはまず無いと思いますが、事業期間というのがいずれ終了しますので、その際は無料配布を終えることになります。無料で聴きたいとお考えの方は、早めにお申し込みいただいた方が良いと考えます。
さて、先日ライナーノーツのようなものを書き認めましたが、マニア向けに使用楽器などを追記したいと思います。
Ry Cooderが音楽を担当したWim Wenders監督作品で、20年足らず前に封切られた映画「Buena Vista Social Club」でキューバ音楽にノックアウトされた人は少なくないでしょう。僕もその一人です。ただ、後にいろいろ聴くようになって、あの映画の音楽は北島三郎とTOKIOが一緒にやっているようなもの、つまりキューバのいろいろな音楽スタイルのミクスチャであったようです。それはそれとして、出演したミュージシャン達の素晴らしかったことは記憶に残っています。ご覧になってない方はDVD借りてご覧になってください。もはや、ラテン音楽の一般教養的教材と考えても良いかと思います。
さて、その映画で、僕が個人的に引きこまれたのは、トレスという弦楽器でした。ほぼギターと同じ楽器なんですが、大きさが若干小さく、弦は複弦3コースの6弦で、調弦はウクレレの2〜4弦とユニゾンです。最初からトレスとして作られた楽器の他に、ギターからの改造楽器を使うことも多いとネットで調べました。機会があったらトレスを手に入れようと考えていましたが、(いくつかの輸入業者が法外な値付けで売っているのをネットで見かけましたが、)日本国内ではほぼ売っていないに等しい状況で、これはギターからの改造をするしかないなと思っていました。
かなり以前に、アメリカのオークションで落札したジャンク同然の4弦ギター、リゾネータギターに見えますが、実はフェイクリゾフォニックと呼ばれる、リゾネータカバーのみ装着された、いわばパチモンのギターです。でも、たぶん1930年代の生産で、当時新製品として話題だったリゾネータギターに憧れるギターキッズ向けに作られた廉価製品だったのだと思われます。それが証拠に、たぶんRegal社製と思われますが、ロゴやクレジットは無く、確信犯的に作られたオモチャだということが分かります。
もちろん同種の製品に普通の6弦モデルもあったようですが、貴重な4弦モデルがジャンク価格で買えたので落札したという経緯です。リゾネータを組み込んで、オモチャではなく、ステージで使える楽器しようという思惑がありましたので、同時にリゾネータパーツを部材サプライ会社からも買っておきました。しかしながら、10年以上手付かずで壁に吊ったままでした。つい先日、急に思いつき、加工を始めてみました。