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このギターはCiganeというブランドのGJ-10という製品で、6年くらい前にアメリカのオークションでケースより安く落札した中国製超廉価ギターです。コストを下げるために工程を減らしたかなり安普請な製品ですが、形状や構造等はヨーロッパ製レプリカを研究して、一昔前のマカフェリコピーとは比べ物にならないくらい完成度高いです。なので、出音もそこそこです。
しかし、落札してみたものの、見た目がかなり安っぽいのでサブギターとしてステージで使うのも憚るような状況で、6年間オブジェとして壁に吊るしっぱなしでした。これではちょっとかわいそうだと1年くらい前から考えていて、ようやく対応を決めたのが今年のお正月でした。その内容は、1)塗装をフレンチポリッシュで塗り替える。2)8弦4コースの楽器に改造する。の二点です。2月末くらいからゆっくりと作業に入りました。
手前味噌ですが、僕が自宅で主催している楽器教室の取材記事が、シンコー・ミュージックから刊行されているアコースティック・ギター・ブック第40号に掲載されました。
昔からお世話になっている知人が、愛用のドブロギターを惜売するということでお知らせを頂きました。(新品なら海外ではディスカウントでも$2000する高級器です)
すでに商談成立とのことです。ありがとうございました。
以下は知人のコメントです。
機種名は、Beard Vintage Birch。
スクエアネックなので、普通のギターみたいには弾けません。
ブルーグラスに最適です。2003年に購入し、ブルーグラスバンドで使用していましたが、ここ2年以上殆ど弾いていません。
今後、弾く予定もありませんので、この際欲しい方にお譲りしたいと思います。購入後、10年以上経つ中古品ですので大きな傷はありませんが、それなりに使用感はあります。
純正ハードケース入りで写真のストラップ、シェアホーンのカポ、新品弦1セットをお付けいたします。
価格は15万円(送料別)でいかがでしょうか?
ご興味有る方のご連絡をお待ちします。
マカフェリギターの弦の話。
[写真はイメージです。本記事とは関係ありあせん。]
ニッチなジャンルなので、本音のポストをすると楽器屋さんに迷惑が掛かるかもしれないので、弦選びのポイントのみを書かせていただきます。
最近でこそウルトラライトだのセミハードだの軽くて取り回しの良い楽器用のケースが選り取りみどりだが、20年も前なら、大事な楽器は重たいハードケースに入れて持ち運ぶのは当たり前だった。それも自動車移動ができるお金持ちや社会人ならそんなに苦労はしなかったと思うが、電車移動必須の貧乏人や学生はハードケースを持っての移動で体力を消費してしまい、演奏に割り当てるエネルギーを損していたのではないかと思う。
そんなハードケースは、それ自体も消耗品だ。電車移動・徒歩移動を繰り返すとハンドル部分が必ず壊れる。特に中身の楽器が重いほどこれは顕著だ。バンジョー弾きなら分かるが、ハンドル部分の予備を常に持っておきたいほどの負荷がそこにかかる。
もう30年以上も前から使っているバンジョーのハードケースが数年前に壊れたっきりそのままにしておいたのだが、この連休に修繕してまた使えるようにしようと思いたった。ヒンジ部分が完全に破壊されていたので、注文しておいたヒンジパーツにまず交換した。そして、ハンドル部分。交換用のハンドルパーツも幾種類か購入できるのだが、バンジョーケースに付けて安心なのがほとんど無い。輸入品であるのだが送料を入れるとケースを買えるほどになってしまうので、ここは自作することにした。
吉祥寺のユザワヤに行ってグローブ革の細くて長いのを買ってきた。これを加工してハードケースのハンドルにしようという目論見だ。1周目は革の真ん中に穴を開けてビスナットで固定し、受け金に2回通した。バラバラしないように瞬間接着剤で接着した。