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40年余前、僕がまだブルーグラス・バンジョーを弾き始めて1年も経たない頃から僕のアイドルだった、Eddie Adcockの新譜が出ています。新譜と言っても、1963年録音ということですから、50数年もお蔵入りになってた録音です。
なぜお蔵入りになっていたかというと、これはアルバムではなく、個人的なデモ・テープだったということです。録音メンバーは、 Eddie Adcock – bj; Pete Kuykendall – g; Tom Gray – bs; Barry Worrell – dr; で、Kuykendallがエンジニアリングをしたそうです。Tom Grayのベースソロがほんの少し聴けるだけで、あとは全てバンジョーソロというのは、アルバム目的ではないデモ・テープならではの構成ですね。ドラムがブラシオンリーで入っているのも、ジャズ風味の収録曲を活かすためのプロデュースだと思います。Tom Grayが弾く4ビートのベースとブラシが大変マッチしています。
大学で理系に行った人なら知っているはずですが、金属(に限りませんが・・)には硬度というものがあって、硬度が違う金属同士を力をかけて接触させると、硬度が小さい方は接触面が変形するという当たり前の事柄があります。
ギターや他の弦楽器には金属の弦を張るものが多くあります。弦の硬度より大きい硬度を持ったピック等で弾くと弦が変形し、やがては調弦が合いにくくなったり切れやすくなったりすることを、前述の理由で考慮しなければなりません。
もう時代は手描き譜面の時代じゃないと思っていても、僕の周辺のミュージシャンのITスキルはそんなに高いものではなく、コンピュータで作ってプリントした譜面を渡すと、いつもびっくりされて「どうやって作るのか?」という質問を必ず受けます。
20年くらい前なら、楽譜作成用ソフト、つまりノーテーションソフトウェアは高価でしたので、専門に仕事をするような人でない限り購入できず、そこまでしてコンピュータで譜面を書きたいミュージシャンもほとんど居なかったと思います。この10年位で安価なソフトが市販されるようになったり、場合によっては無料で使えるソフトウェアも出てきましたので、如何にITスキルが低くても、それを使って楽譜を書いてみようというミュージシャンが今はそこそこ居ます。ですが、ソフトウェアの操作を完全に習得できずに、手書きした方が早くて楽という御仁もこれまたたくさん居るようです。
僕がこの数年重宝している譜面ソフトにTuxGuitarというものがあります。これはインターネット上からダウンロードして使える無料ソフトウェアです。WindowsからMac OS、Linux上でも同じ操作で使えますし、ITに弱いどころか譜面にも弱いアマチュア・ミュージシャン向けに作ってあるので操作もシンプルで覚えやすいです。(その分できることが限られるようですが出版を目的としないなら充分の機能です。)英語アレルギーの人は、日本語表示も出来ますのでご安心を。
本サイトは、本日開設20周年を迎えました。10年前、将来20周年時には累積アクセス数が1000万に達すると考えていましたが、予想よりも100万以上少ない結果となりました。アクセス数を稼ぐようなサイト運営を行っているわけではありませんので、昨今は更新の頻度も少なく、WEBMASTERの音楽活動のお知らせの掲載がほとんどという運用ですが、こうやって長い間続けてこれたのは、理解ある家人と親愛なる友人、そしてコメントや書き込み、ファンレターなどをくださる皆さんのおかげです。ありがとうございます。
【日本ブルーグラス史の奇跡】
日本国内ではフルタイム・ミュージシャンとしての生活は無理と言われた、ブルーグラス、オールドタイム、ストリングジャズ等のアパラチアン・ルーツ・アコースティック・ミュージックを見事にフルタイムで演奏していたバンドが、バブル真っ最中の1980年代の大阪に存在しました。
大阪江坂のレストランでレギュラー演奏していたThe String Band(Jimmy赤澤/フィドル、秋元慎/マンドリン、長谷川光/ギター)が、1987年、大阪ミナミでプライベート録音したテープが発見され、デジタルリミックスでCDアルバムとして30年の時空を越えて蘇りました。
現在、アコースティック音楽に関わるベテランとして活動する3人それぞれ別々のスタンスは、すでにファンの間で定評がありますが、かつての奇跡的なコラボレーションはファン必聴の音源です。アメリカン・トラディショナル100%の選曲をアーシーな弦楽器アンサンブルでお楽しみ頂けます。
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