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1938年6月21日、ヴァージニア州スコッツビルで生まれる。少年時代はボディビルをやっていたという噂もある。1958年の一時期、Bill Monroe & his Bluegrass Boysに参加したり、Mac Wisemanに雇われたらしい。1960年にThe Country Gentlemenに参加し、モダン・ブルーグラスのバンジョー奏者として後に続くプレイヤーに大きな影響を与えた。1970年、2nd Generationを結成し、「Virginia」などのヒットを出したが、80年代以降は泣かず飛ばずで妻Marthaと共に地味なパフォーマンスをこなす。
Ralph Stanleyばりのソリッドなプレイができるにもかかわらず、不器用なスリー・フィンガーにコンプレックスを持ったのか、Chet Atkinsが弾くカントリー・ギターのスリー・フィンガーにヒントを得たギャロッピング・スタイルと呼ばれる独自の奏法を編み出し、更にペダル・スチールやブルース・ギターからのアイデアも取り込んで、誰も真似ができない演奏をするようになった。最近はリード・ギタリストとしても良い演奏をしている。
AdcockとDon Renoのデュオ・アルバムは世界一うるさいバンジョーが聴ける好アルバムだ。