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もはや電車に乗ると90%の女子はスマホ(Smart Phone)を鼻っ面にくっつけて何か読んでいる。3年前なら、ケータイをわしづかみにして親指の超高速なプッシングで意味のないメールを送りまくる、爪の長い女子がそういう場所を占領していたが、技術の革新(というよりマーケティングの勝利?)で今やスマホにあらずんば電話に非ずとまで考えている人も多い。
今世紀になって徐々に登場したスマホの定義は元々、データ通信を得意としたキーボード付きの携帯電話(あるいは電話機能の付いた電子手帳)であり、ビジネス向けというかガジェット好きな技術屋向けの製品だったと思うが、Apple社のiPhoneの登場でスマホは何かオサレでナウなヤングのマストアイテムmonoマガジンになってしまったようだ。
かく言う僕は大のケータイ嫌いで、前世紀末からのケータイ持たざるは人に非ずという風潮に逆らって一切ケータイを持つことは無かった。それでも、(言い訳がましく書いているように、)周りの要求でDoCoMoのPHSを一時期使った。DoCoMoがPHSから撤退するらしいという噂を聞きつけて、今のWilcomのフラッグシップ機であった京ポンも使った。そのWilcomも倒産するらしいという話を聞くようになった頃、日本でiPhoneが発売されたのだ。(Wilcomは結局iPhoneを発売したSoftbankに買収された)
ケータイ嫌いでイヤイヤPHSを使っていたところに、マックのAppleが作った電話とも思えぬ神をも恐れぬようなガジェットがリーズナブルな料金で使えるということになれば、インフラとして先行き不安なPHSを速攻で解約して、駅前にできたSoftbankショップで5000円の金券をお土産にiPhone 3G(無印)を持ち帰った。(金券はすぐに米に化けた)
iPhone 3Gを使い出したのは2008年頃だったと思うけど、パチモンのスマホが全く存在しないころで、iPhoneを使っているとまだまだ不思議な目で見られていた頃だった。、iPodも初代から使っており、さらにマックも90年代最初から使っているのでiPhoneとMac OSの相性の良さ、携帯オーディオとしての完成度の高さに感動した。さらにPalmやVisorなどのPDAも数台潰しながら愛用していたので、Palm OSに近いUIも自分としては完全にツボだった。
日本でのiPhoneは2年縛り契約とか言うのがデフォルトなので、普通の契約をすると2年間は同じ機械を使うことになる。しかし、iPhoneは毎年同じ機種が出る。つまり、ソフトウェアで言うところのバージョンアップである機種交換は一個飛ばしということになってしまう。まぁ不満は無いが、3Gや4Gという機会を所有するチャンスはなかった。無印で、3G、4、5とアップデートしてきた。
長々書いたけど、そういうわけで、昨日iPhone 5登場から数ヶ月遅れて機種交換する運びとなった。数ヶ月かかったのは縛りがあったわけではなく、単に様子をみていただけだが、今週末に新潟に行って仲間に最新式を見せつけられるのも気持ちよくないので慌ててショップに向かったわけ。
iPhone 3Gは黒は品薄で白しか無かったので白を使っていたけど、当時のiPodも白だったのでガジェットとしてスタンダードな感じがした。そしてiPhone 4に乗り換えるとき、今度は白自体が生産されなかった。全部黒だったわけ。しかたがないから黒にしたら、ガジェットとして重厚な感じが大変良かった。(4Sで白が公式に登場)それで、5も黒にしようと思ったが、5の黒は周りのサッシ部分が黒に塗装されているのでやめた。剥げるほど使うかどうかは分からないが、アルミに塗装というのは、ちょっと前のガラケーみたいで、求めるガジェットデザインじゃないなと思った。(白のサッシ部分はアルミ剥き出し。)
機械のナンバリングが上がるということは、性能も上がるということだから、とうぜんiPhone 5の現在の性能について大変気に入っているのだが、中でも4Sを飛ばした僕としては、5のカメラが機種交換で一番気に入ったところだ。