Category :: Django Reinhardt

第18回新潟ジャズストリート行ってきましたUpdate : 2011/07/20 Wed 16:41

7月16日土曜日、朝9時新宿西口発の高速バスで新潟に向かいました。3連休初日であったため関越道が非常に混み合い、約1時間半遅れで動いているような状況でしたので、長岡駅停留所で下車し新幹線に乗り換えて、バンドのリハーサルにギリギリ間に合いました。1時間ほどドッペリ坂下の公民館で音合わせの後、初日の演奏場所「フェアリーテイル」に向かいました。すでに3つ目のブルーグラスバンドが演奏中でした。エネルギー補給のためにビールを3杯ほどいただいてステージに上がりました。

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まだ日が高く、客席はまばらでしたが、昨年上越高田でコンサートをご一緒した新潟スウィングミュゼット合奏団の皆さんが当日の出番を終えて、オーディエンスで来てくださいました。演奏終了後、若手のバンドを1ステージ聴いて、打ち上げに向かいました。

1月のジャズストでもお世話になった「夢や」さんで打ち上げをしました。夢やさんでは新潟が誇るニューオリンズジャズマンの皆さんも席を押さえていて、賑やかに美味しいお酒をいただけました。朝からサービスエリアのカレーライスしか食べていなかったので、お腹にドンと来るオカズをリクエストしたところ、メニューには無い、夢や特製のメンチカツを作ってもらえました。横のタバコと比べるとこのメンチの大きさが分かると思います。大きいのに中までしっかりと火が通り、肉汁も必要充分キープされたこのメンチで本日のカロリー補給が終わりました。あとは寝るだけ。

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新潟で美味しいものと言えば、無粋な他県人なら、お米とお酒と考えるでしょう。もちろん、間違いなく美味しいのですが、他にも枝豆や笹餅、かんずりなど、舌を喜ばせる食材はいくらでもあります。当然、魚もおいしい。

ジャズストリート二日目は前夜深酒した影響で早起きしてしまい、午前中から近所の公園にてリハをしました。11時半に名物のカツ丼屋が開くとというので、リハもそこそこに行ってみると、開店時間なのに満席という商売繁盛、千客万来。カウンターに3席確保し待つこと20分でようやく目的のランチが目の前に現れました。

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どう見てもカツ丼に見えないこのカツ丼は、昭和初期から伝わる新潟伝承のスタイルだそうです。普通の丼鉢に普通の美味しいご飯が入り、その上に、3口大のカツを特製の醤油ダレにくぐらせたものが5つ乗っているだけです。このカツ丼は隣のお客が食べているのを見て想像していた感じより美味しかったです。970円という上代は少し高く感じますが、肉の量も多く、全体のボリュームもありますので、ランチとしてガッツリ食べるには正解でした。ただ、野菜が恋しくなるメニューではありました。

新潟名物タレカツ丼をいただいた後は、お店(とんかつ太郎)のすぐ裏にあるキャットハウスにジャズストのライブを軽く見に行きました。(キャットハウスは1月のジャズストで演奏させていただいたお店です。)お店では新潟スウィングミュゼット合奏団のアコーディオン奏者、田中さんがピアノで歌伴していました。女性ボーカルが素晴らしくお客さんもノリノリでした。

田中さんのライブは半ばで失礼し、カントリーバンドが演奏する会場に向かいましたが、そこは2分で退席しました。カントリーは嫌いではないしむしろ好きなくらいで、身勝手な話で大変申し訳ないのですが、僕的に聞くに堪えない音だったからです。ジャズマンは齢を重ねると音や演奏に磨きがかかりますが、カントリーやブルーグラス、ハワイアンにそれを感じることはあまりありません。悲しいですが、衰えを感じることの方が多いです。僕も人生半分以上過ぎましたので、自分自身も現状維持を課題に頑張ります。

夕方の出番前にまたちょっとリハをしようということで、前夜お世話になった夢やさんに場所をお借りして1時間ばかり新曲の打ち合わせをしました。その後、本日の演奏場所である駅南のカポタストに夢やのママと一緒に移動しました。カポタストも1月のジャズストで演奏させていただいたお店で、音響が素晴らしいのが印象に残っていました。2バンドほど聴いた後、出番になりました。

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出番が終わり数バンド聴いた後、バンドメンバー3人と夢やママ、ママの友達の5名で近所のジンギスカンレストランにラムをしばきに行きました。体中を羊臭くした男女5名は本日の最終演奏場所になるアンビエンテというスペイン料理やさんに向かいました。お店では、新潟スウィングミュゼット合奏団のギタリスト、古川穣さんのジプシージャズバンド「SEB」が演奏していました。古川さんのご好意で、このお店演奏終了後の22時から1時間をジャム・セッションの時間にブッキングしてくださっていました。ジャズストのプログラムには載っていませんので、その場にいらっしゃった皆さんはラッキーだと思います。フルート、マンドリン、フィドル、コントラバス、もちろんマカフェリギターの乱交ジャムセッションが、アンビエンテをサモアのようにしたとは古川さんの弁。ジャズストのフィナーレに相応しい楽しい時間でした。

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狂乱の二日間が終わり、その余韻を脳みそに留めるためにも、もう一泊して電車で東京に帰るのが当初からの予定でした。帰る折、新潟駅で切符を買おうとした時にチラっとタレカツ丼のメニューが目に入り、空腹では無かったのに食べ納めとばかり、駅構内の食堂で食べてしまいました。

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こちらはヒレカツが4枚と、前日食べたとんかつ太郎のカツ丼に比べて若干頼りなかったですが、味噌汁付きで同じ値段ですから、まあよかったかもしれません。味の違いですか?よくわかりません。。。
以上、完全肉食系の新潟出張でした。

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