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携帯サイトUpdate : 2005/10/29 Sat 04:02

京ポンや携帯の記事のついでではありませんが、頭痛が軽い時に時間を割いて、http://banjo.officeboya.jpで始まるページを、懸案の携帯対応にしました。

コチラにアクセスしてください。コンピュータからでも、スタイルシートを使って携帯みたいに表示するようにしてあります。携帯電話からサイト内の通常のページにアクセスすると、自動でhttp://banjo.officeboya.jp/i/以下にリダイレクトするようにも、サーバで設定しています。掲示板の書き込みもできると思います。

携帯対応のYellow Django Revivalのページはコチラで、Djangoサイトはコチラです。

携帯対応ということですが、全ての機種を持っているわけでもないし、自分が持っているのは京ポンですから、全くテストしていません。一応、アクセスしてきた携帯電話の機種情報を読んで、だいたいの機種毎に最適な画像表示をするようにプログラムしました。しかしながら、(最新機種ではほとんど問題ないと思うのですが、)機種ごとに使えるメモリ量も異なりますので、ページや画像のデータサイズによっては全く表示できないこともあると思います。

時間のある人は、ぜひ、携帯でアクセスして不具合を教えてください。

僕が作るサイトは全て、ページソースの文字コードをUTF-8にしているので、そのままでは携帯電話で表示できませんから、ページソースを読み込んで、それをSJISに変換しつつ、HTMLのタグを携帯用に最適化するパーサ(フィルタ)CGIから作り始めました。以前から少しずつプログラムしていたのが、ようやく形になりました。

同時に、ページ上の画像も携帯の画面や表示機能に合わせて、画像フォーマットと画像サイズを変えて出力するプログラムも書きました。これは、携帯機種ごとの仕様一覧をデータベースに持たせ、それを参照して、ImageMagickというUNIXプログラムで、画像をコンバートするプログラムです。ネット上でいくつか配布されているImageMagick用のスクリプトを使おうと考えましたが、多機能で冗長なものが多かったので使用をあきらめ、このサイト用に単機能のものを30分ほどで書き下ろしました。

携帯対応で一番苦労したのが、このBLOGをどうするかでした。プロバイダがサービスしているBLOGでは携帯に対応している所が少なくないのですが、ここのBLOGのバックエンドに使っているシステムは、困ったことに全く携帯に対応していません。たぶんシェアが世界中で一番多いと思われるMovableTypeというのを奥の方で使っているのですが、携帯に対応させるために、有志がMT4iというCGIを作って公開しています。最初にそのMT4iを試してみました。でも、僕はサイト全体を統一したデザインで携帯対応にしたいので、単独のCGIで動くMT4iの運用はあきらめました。しかたがないので、MovableTypeが吐き出したページを読み込んで前述のパーサに送るプログラムを作ることにしました。コメントの投稿機能も実装したいので、これは苦労しましたが、なんとかSJISのフォームからUTF-8のBLOGに投稿できるようになりました。

実は、同時進行でJ-GRASSも携帯対応にしました。携帯電話でアクセスすると、コチラにリダイレクトされます。こちらもコンピュータで見ても携帯風の表示になるようにしています。

自作のプログラムがだいたい希望通りに動くことが分かり、実験が終わりましたので、時間ができたら、うちのサーバにある他のサイトも徐々に携帯対応にして行きたいと考えています。

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