Category :: Django Reinhardt

ピックUpdate : 2003/08/21 Thu 05:07

最近、超分厚いフラットピックが流行の兆しを見せていますが、ブルーグラス界を含めた、このあたりでは、たぶん僕が元凶ではないかなと思います。

ジャンゴが手製の分厚いピックを使っていたという伝聞から、特にジプシージャズのギタリストは分厚いピックを昔から使っていたようです。そういうわけで、ヨーロッパではいくつかのブランドで分厚いピックが発売されています。数年前から日本の楽器屋でも、そのうちのいくつかは買えるようになっていました。

今回、流行しつつあるのは、Wegenpicksというオランダのブランドのモノです。僕はこのブランドの最厚・最大のモデル「Trimus 500」という厚さ5mmのモノを愛用しています。以前は同じ厚さ5mmでも「The Fatone」というティアドロップス型のを使っていました。Wegenpicksでは様々な厚さのモノを発売していますので、自分に合ったモデルを見つけることができます。WegenpicksのWEBはこちらですので、ご覧になってみてください。通販も可能なようです。

どんなピックでも削れてきて、その部分がギザギザになって良い音が出せなくなることが多いです。特に曲中にこういう状態になると、せっかくのソロも台無しです。これに悩まされているハードヒッターは多いと思います。ところが、Wegenpicksはこれが皆無なんです。極論を言えば、削れているかどうかも分からないんです。さらに、ゴルフのクラブと同じく、ピックにもスイートスポットがあるのですが、Wegenpicksは常にスイートスポットに当たるような感じで、音量も大きく、空振りが少なくなります。ツルっとした色っぽい、しかもボリュームのある音色をご希望の方は試してみる価値があると思います。

念のため、僕は営業マンではありません。

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