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さる有名なデザイナー先生の講演を神保町に聴きに行ったついでに、足を伸ばして銀座に行ってきました。銀座には月に何度か演奏で足を運ぶのですが、この日は演奏ではないために楽器を持たないで良いので、カメラをぶら下げていきました。右の画像は夜のアップルストアです。
実は、カメラを持っていったのはアップルストアや夜景を撮るためではなく、横に映っている紫色と黄色の市松模様のフラッグを撮影するためでした。中央通り、晴海通りの街頭や電柱に何百本も下の画像のようにこのフラッグが数日前より飾られています。銀座の街にこのようなフラッグ飾りが施されるのは、長野オリンピックが最初で、これが三度目ということです。
で、このフラッグ、実はさる方のご依頼で、僕がデザインをさせていただきました。身に余る光栄なのはともかく、さらに、こんな壮大な風景を見ることになって、感無量でした。おもわず、シャッターを切る回数が自然に増えてしまいました。
さらに、
由緒ある老舗百貨店の壁にも、同様にデザインをさせていただいた全長15メートルの懸垂幕が掛かっているのを見つけ、仕事の達成感を直に感じることができました。こんな僕に依頼を下さった酔狂な(失礼!)粋な御仁のご厚情に感謝する次第です。
さて、ご覧になって感じられた方もいらっしゃると思いますが、銀座の街には、一年中、クリスマスでも無いのに赤と緑のサインが氾濫しています。僕は以前からこれを強く感じていまして、このご依頼があった時に、赤と緑では無い色彩でデザインすることを考えました。また、読めば分かりますが、落語のイベントということで安易に「和風」デザインをしてしまうところを、ぐっと我慢して、和風の感じは市松模様だけに留め、寄席文字も排除して、僕が銀座にイメージする「古いモダン・新しいレトロ」を演出しました。あと、1週間ほど、この飾りが続きます。多くの人の目に焼き付いてくれるとうれしいです。(変なモノ、飾るな!というお叱りがあれば、本当に申し訳ないです。勘弁して下さい。)
その肝心の落語のイベントですが、詳細はコチラです。行くチャンスがある人は、楽しんできて下さい。そして、またこのイベントが毎年続くように盛り上げて下さい。
今回このフラッグを長谷川光氏に依頼させていただきました、酔狂者です。「銀座」の街に素晴らしい作品を掲げることができましたこと、大変に感謝しております。壮観です!是非沢山の方々に見ていただきたくお願い申し上げます。私どもの降りしきる課題を解決し具象化してくださった長谷川氏に心より感謝いたします。僭越ではございますが、コメントさせていただきました。
酔狂者を許した、放蕩息子です。(^_^)
この度は、「大銀座落語会2006」バナーフラッグデザイン、ありがとうございました。
実際に掲出されて初めてデザイン時のアドバイスをご理解ご納得いただけたかと存じます。
評判良いですよ。
変わりに問い合わせが各所に猛烈に増えました(^ニ^)
最後にご参考までに、3点訂正を差し上げます。
1,銀座には中央通りはございません。
中央通りのことを「銀座通り」と言います。
これは管理者である国土交通省が率先して国道15号線の銀座地区をこう呼んでいるものです。
警察的にも「銀座中央通り」です。
2,街路灯のバナーフラッグ掲出は、年間4~5回実施しております。開始は「大銀座まつり」開始時期ですから昭和42年頃からとなります。「長野オリンピックが最初で、これが三度目ということです。」との記述はあたりません。
3,バナーフラッグの掲出場所は、「銀座通り」「晴海通り」「西銀座通り」「東京メトロ銀座駅各地上出入口の地下側至近掲出可能場所」の4箇所全約240本となります。
宜しくお願いいたします。
書き込みありがとうございます。大変良いお仕事をさせて頂きましたことを感謝いたします。
「銀座通り」の件、僕の誤解だったらしかたが無いのですが、銀座公式サイト( http://www.ginza.jp/heritage/h001.html )に掲載されている文章を一部引用しておきます。
——–ここから
◆三つの名前を持つ通り
どこの繁華街にもほとんど例外なく、その街のシンボルとしての役割を果たしている中心的な通りがある。銀座には実にさまざまな楽しい通りがあるが、シンボルロードといえば、やはり銀座通りといってよいだろう。現在、この通りが三通りの名称で呼ばれていることをご存知だろうか。
ひとつは国(国土交通省)の路線名としての「国道15号線」で、明治18年(1885年)の内務省告示、さらに大正8年(1919年)の旧道路法のもとでは「国道1号線」と呼ばれていた。現在の国道15号線は、日本橋を起点として横浜市に達する一級国道で、銀座通りはそのほんの一部分である。
2番目の名称は、東京都が条例に基づいて昭和39年(1964年)頃定めた「中央通り」というもので、上野から銀座を経由して大田区の東六郷までを指すようだ。
第3の名称が「銀座通り」だ。実はこの呼び名はあくまで通称であるらしく、たとえば中央区発行の「中央区全図」などの公式な(?)地図には載っておらず、その反対に地元銀座で発刊される地図には、当然ながら堂々と記載されている。
——–ここまで
つまり、正式には「中央通り」で正しいということです。
同じく、銀座公式サイトの中に、
( http://www.ginza.jp/heritage/h001.html )
以下のように記してあります。
——–ここから
こうした画期的な街路が完成したのは明治7年(1874年)だが、実は「銀座通り」という名称が使われるようになったのもちょうどこの頃からで、最初は当時さかんに描かれるようになった銀座の錦絵の画題としてさかんに登場したようだ。たとえば、明治7年(1874年)2月に出版された三代広重の銀座絵には早くも「東京名所銀座通りレンガセキ商家繁盛之図」というように「銀座通り」を織り込んだ画題が使われている。また、鉄道馬車が銀座4丁目を往く有名な図柄の錦絵にも「東京名所之内銀座通煉瓦造鉄道馬車往復図」というタイトルが与えられている。もちろん広重だけでなく多くの画家が「銀座通り」を描き、画題に取り込んでいる。このほか当時の”評判記もの”などにも、次第に「銀座通り」が登場するようになってきている。
つまり「銀座通り」という名称は、東海道のごく一部分として江戸時代初期から存在してきた道が、煉瓦街建設のときその面目を一新したのを機に、銀座内外の多くの多くの人々によって、自然発生的に使われ始めたものと思われる。また明治2年(1869年)に、初めて銀座1丁目から4丁目という町名が新両替町に代わって正式町名になったことも、「銀座通り」という名称の発生に関係があるのかもしれない。いずれにしても、「銀座通り」という名称は役所がつけたものでも、特定の名付け親がいたわけでもなく、民衆の中から生まれ出たものと言うほかはなく、それ故にこそ、今もなお盛んに使われ、愛されているのかもしれない。
——–ここまで
なにをして正式と定義されているのかよく解りませんが、正式か否かということであれば、法治国家の我国としては、上位行政の法律が優位にありますから、当然東京都よりも上位行政の国が定めた「国道15号線」ということかも知れませんね。
ただ面白いのは、その国道さんが率先して「銀座通り」と呼んではばからないことです。
長谷川さんは「銀座好き」いわば「銀座通」だから「銀座通り」という愛称をお使いの方がお似合いかと。
正式か正解かという議論をするつもりは一切ございません。
銀座には、今も昔も「銀座通り」しかないのです。
他の呼び方をするのは行政か、行政が「よそ者」に解りやすく付けただけなのです。
銀座人の中にも、まだ日が浅いものは「中央通り」という者もおります。しかし、不思議なもので、いつの間にか「銀座通り」と呼ぶようになります。
もっとも今日や昨日のアップルや、ブランド店の社員に「銀座通り」と愛称する人間が何人存在するかは定かではありません。
何故なら彼らは単に世界戦略的にアジアでもっとも儲かりかつ注目される街に出店したにすぎないから、銀座に対する愛はないからです。
銀座を愛するものは「銀座通り」と愛称していると言うことです。
今回のデザイン、「銀座と落語を愛する」方が作ったものと理解してますし、そう紹介されたので、長谷川さんの過去の作品を審査することなく、酔狂者のワガママを聞き入れたまでです。
酔狂者の強い推薦、酔狂者の信用の基に成立していることをご理解くださいね。
よーく御礼もしといてくださいね。
僕が銀座を愛しているというのは出鱈目です。東京の街の中から嫌な街を除外して消去法で残ったひとつが銀座なだけで、比較的好きな街かな、という程度です。そして、僕は銀座通(つう)でもなんでもなく、製作のご依頼を頂いた時に書籍を読みあさり、相応の知識を得たに過ぎません。他の街からご依頼があれば、また同様でしょう。
ただ悲しいことに、↑のコメントでは、独裁・押し付け・踏み絵がキーワードになっている街が銀座であると読み取れ、これでは、消去法で銀座を残す価値が僕にはありません。ですから、たった今から、「銀座好き」をやめます。唄に歌われた、僕が好きな銀座は戦前に無くなったのでしょう。ヨソ者の幻想だったと分かりました。
落語は、日本人の教養や文化として見聴きし、理解することが好きです。僕のiPodには、落語が200席近く入っています(ちなみに銀座がタイトルの曲は15曲入っている)。しかしながら、夜でも「おはよう」と挨拶する世界は嫌いです。芸は好んでも、芸人の世界は手放しで愛せません。
つまり、僕は「銀座も落語も愛していない」ということです。
デザインの採用について、そして製作が完了し仕事が成立したことにつきましては、請負者として実行委員会様・クライアント様に感謝しなければなりませんし、実際、大変感謝しておりますのは、本ページ本文に記す通りです。ただし、事後になりましたが、当方が切に望んでご依頼を受けたのではないということをお含みおき下さい。ご依頼者の熱心で情の溢れた折衝がなければ、受注していなかったと思います。また、当方のポリシーとして、コンペがあったのなら、最初からお断り申し上げたでしょう。
クライアント様には、この納品を機に、今後一切のご依頼を受けないことで、事前にご容赦頂いていることを、最後に付け加えさせていただきます。
いつも楽しく拝見しております
>事後になりましたが、当方が切に望んでご依頼を受けたのではないということをお含みおき下さい。ご依頼者の熱心で情の溢れた折衝がなければ、受注していなかったと思います。
すこしがっかりです 私にとっては仕事に徹しきれない姿、男らしくない姿が想われました 長谷川さんのギターやその他の事、色んな記事を楽しく読んでいましたが 今回は残念です
kintokiを名乗る人へ
こちらの記録では初めてコメントされたようですが、その内容がコレ(引用部分とコメントの文章に脈絡が無い上に批判的)で、しかも匿名ということは、アラシですか?レスポンスが無い場合は、コメントを近日中に削除しますので、ご容赦下さい。
八百屋が渡世の義理で、売るべきでない魚を売ることがあるわけです。もちろん、売った魚は活きの良いモノですが、売った先を間違ったようです。
こんばんは kintoki です
スミマセン 匿名のつもりはないのですが web 上(よく決まりや慣例は知らないのですが)でのハンドルネームというもののつもりです 正式なEメールアドレスを記している事でご理解願います
アラシとはたまに耳にすることがあります 記事に悪さをする行為だと理解してますが 違います 時折見ているここの記事に気になる事があったので感想を述べただけです
文章についてはインターネットの投稿文章を目にした色んな所の記事を参考にして自分なりに考えて省略した記事にしたつもりでした 失礼しました
長谷川さんのページに投稿したのは BLOG じゃなくて BBS の方かもしれませんが初めてではありません その時も kintoki の名前です
長谷川さんの気分を害したものであれば削除して下さい 他意は何もありません
長谷川さんの特にギターリストとしての今後のご活躍を期待しております
それでは さようなら お元気で
kintoki様
知合いあるいは関係者でも無い方からのツッコミなので、アラシの汚名を着せてしまいましたが、ご容赦下さい。真面目なご感想だということで、コメントを仕切り直します。
さて、前のコメントで、「引用部分とコメントの文章に脈絡が無い」と申し上げましたが、それにつきましてあらためて質問を差し上げます。よければご説明下さい。(kintokiさんのコメントは、詳細を知らない第三者からのご感想としては非常に抽象的すぎて、中傷にしか読み取れないからです。)
「請けるつもりの無い仕事だったが依頼者の熱意を感じて請けた」ことが「仕事に徹しきれず、男らしくない」姿に想われる、とkintokiさんは書きました。
まず、なにをもって「仕事に徹しきれない姿」と感じられましたか?
次に、「男らしくない姿」とは、どういう姿ですか?逆にこの場合の「男らしい姿」とはどういう姿ですか?
以上、二点、よろしくお願いします。
金銭勘定抜きで、僕は仕事を選ばせてもらってますが、どんな仕事でも、請けたからは自分で許せる最大限の力を入れます。これは男らしくないですか?
女々しい(←差別用語らしいが、比喩のためにあえて使う)とされる女性方もやるような業種なんですが、僕の仕事に必要な男らしさとは一体何でしょう?依頼されるものは全て断らずに機械的に働くことでしょうか?
kintoki です 質問にお答えします
>まず、なにをもって「仕事に徹しきれない姿」と感じられましたか?
私の主観的な考えですが仕事は前、中、後を正確に問題無く行う事だと考えます
商品の納入後に客先とトラブルあるいは嫌悪感を生じさせるようなここでの言動は 納品さえ終われば自分の仕事は完結、終了とされているような姿勢がうかがわれます これをもって「仕事に徹しきれない姿」と感じました
>次に、「男らしくない姿」とは、どういう姿ですか?
仕事が済んだ後で相手を不快にさせるような捨て台詞を吐いていると感じたところです そしてそれを境に相手を頑なに拒否していると感じるところです
>逆にこの場合の「男らしい姿」とはどういう姿ですか?
これも私の主観的なものですが現在までの理想は「心にわだかまりがなく質実剛健である事」です
質問があったので再投稿しました
部外者の私が場を悪くしてしまいまして 皆様に申し訳ないです スミマセン
長谷川さんがジャンゴ・ラインハルトを好きなギターリストである事で親近感をもって時々このページを拝見しておりましたが 今後は当分訪問しないつもりです 話は好きですが討論とかは苦手です 勝手ですがこの場での話しは終わりにさせて下さい
どうしても話しておかなければならない事があればメールにてお願いします
アドレスは k1ntok1@k3.dion.ne.jp ですk1ntok1の1をiにしてkintokiと置き換えて下さい
宜しくお願いします
kintoki様
当分読まれないとのことですが、それでコメントを返さないと誤解されたままになりますので、一応書いておきます。
まず、僕らの仕事は、クライアントと個別の折衝で仕事を進め、納品後のトラブルが無いように納品前に何度か納品時の状態をお互いに確認します。したがって、特別な契約が無い限り、納品イコール自分の仕事は終了です。おっしゃる通り、納品後のトラブルは避けたいものですから、今回の納品後に期せずして発見した客先の不備は、自発的にケアしたことも付記しておきます。
それから、残念ながらkintokiさんはコメントの流れを押さえておられないようですが、不備無く納品を終えた製作者を不快にさせる言葉が、まず客先から出たことは、一連のコメントに明らかです。もし、(気分的に)納品後のトラブルがあったとしたら、それは客先のコメントから発しているということがお分かりでしょうか?
これ以上は野暮ですから、これでコメントを閉じます。念のため、このコメントはご希望通りメールで別送しておきます。