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夕方Melunのモーテルからタクシーでサモアに向かった。たぶん20kmも距離は無かったと思う。フォンテンブローの森の中を突っ切り、サモアの街に着いたのは午後6時だったかが、まだまだ陽は高い。
サモアのフェスは、セーヌ川に浮かんだ中洲を会場とし、そこに掛かる2つの橋をゲートに使用している。ひとつは前売り客用、もうひとつは当日券客とスタッフ用となっている。橋の向こうからサウンドチェックの音が漏れ聞こえてくる。
Melun(ムーラン)というパリ南方の郊外都市(要は田舎)で初夜を過ごし、僕は朝食を摂らずに同行者と一緒にMelunの中心部に行った。滞在中に必要な雑貨やちょっとした食材を買出しするためだ。あいにくの雨で一行は露店で傘を購入したが、僕は道中邪魔になるので求めなかった。楽器と一緒に移動しなければならないバンド関係の人間は旅先でまず傘を買わないと思うが、同志の皆さんはいかがだろうか?
初めて訪れる街で、どこに何が有るか分からないまま彷徨ううちに、大きなスーパーマーケットを見つけて、最初の使命を果たした。シャンプーや石鹸、その他その日飲む酒類等を仕入れた。旅に出たら、地元のスーパーに行くべき、というのは先人からの教訓であるが、もちろん外国のスーパーに行くのはは初めてであり、ここフランスならではの商品をいくつも発見しては旅の愉快を覚えた。下の写真は、ストライプの入った茄子だ。しかも大きい。一個が26センチの僕の靴と同じくらいあった。
恥ずかしながら初めて国外に出ることになった。今まではプライベートでも仕事でも国外へ行く価値を見つけられなかったため、お誘いいただいても遠慮させていただいていた。今回は不思議な縁と恩義を感じ、喜んで海外に同行させていただくことにした。
成田発Air France 275便でパリ、シャルル・ド・ゴール空港を目指す。12時間のフライトだ。まずはお約束の機内食が出てきたので、写真に収める。
年間3回以上利用する深夜高速バスの10時間はほとんどを睡眠に充てられるので苦痛と思ったことはなかったが、機内ビデオはつまらないし、隣席との会話では、音楽の話や目的地の話題、政治や文化の話ができず、とうぜん時間を潰すことができないので、隣席に罪はないが、12時間の着座は人生初めての修業であった。
第18回新潟ジャズストリートに出演します。
1月に続き、夏のジャズストリートにも出演させていただきます。
僕の出演詳細は続きをご覧ください。