Historical Banjo Players

Don Reno

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1927年2月21日、サウス・キャロライナ州スパルタバーグで生まれる。5歳の時、すでにバンジョーを触っていた。12歳の時、Moris Borothersに加わったのがプロとしての初仕事。1940年にArther “Guitar” Smithのテナー・バンジョーとデュオで「Feudin’ Banjos」を録音する。(この曲は20年以上後に「Dueling Banjo」という曲名でバンジョーのスタンダード曲になる。)

1943年にBill Monroe & his Bluegrass Boysのオーディションに受かるが、兵役の為、参加は1948年になる。結果的に惜しくもEarl Scruggsに遅れをとる。1950年代はRed SmileyとTennessee Cut-Upsを組み数多くの録音を残す。

ビッグバンドが大好きだと言う彼のバンジョー・スタイルは、独特のスリーフィンガー奏法に加え、単弦奏法やコード奏法を駆使したジャズの影響と思われるフレーズが随所に現れ、インスト曲のレパートリーもジャズ曲をアレンジしたものが多い。彼の奏法はレノ・スタイルと呼ばれる唯一無二のものであり、完全なフォロワーは出現していない。

1984年10月16日他界。

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