Category :: Bluegrass Music

Origin Of Western SwingUpdate : 2013/07/26 Fri 21:27

「Western Swingの始まりについて」

Wikiや昔からある文献でほぼその命題について解答を得ることができます。そもそもSwingという言葉をスラングではなく一般の音楽用語として使うようになったのは、Duke EllingtonがIt Don’t Mean a Thing (If It Ain’t Got That Swing)をヒットさせてからのこととされています。つまり、Western Swingは1932年以降にできたことになります。

一般にこの命題の正解とされているのは、1932年2月9日録音のFort Worth Doughboys名義の2曲です。Milton BrownとBob WillsというWestern Swing界の両巨頭が一緒に演奏している録音ですし、演奏自体もその後のWestern Swingのイディオムにそったものとなっています。

しかしながら、いきなりこの演奏スタイル、つまりヨーロッパ由来のフィドル・ミュージックを当時のポップスであるジャズのビートに載せたストリングバンド・スタイルがいきなり出来たとは僕は思いません。たまたま両巨頭が一緒に録音したのとSwingという言葉の由来を根拠に1932年のFort Worth Doughboysを嚆矢としているだけで、実はそれ以前から同じアプローチで演奏していたミュージシャンが居たであろうことは簡単に想像出来ます。

Wikiにも同じ観点で1920年代最後期にコンボで演奏を残したPrince Albert Hunt’s Texas RamblersやEast Texas Serenadersについて触れています。後者は完全なフィドルミュージックで、現在のテキサスフィドル文化に繋がる演奏をしていますが、前者はジャズを模倣してGus CannonやMemphis Jug Bandのようなレイス・ミュージック(当時の黒人音楽の総称)に近いノリがありました。

“Blues In The Bottle” by Prince Albert Hunt’s Texas Ramblers

“Arizona Stomp” by East Texas Serenaders

さらに僕なりに探求してみたところ、1926年11月4日のClayton McMichen’s Melody MenがWestern Swingルーツとして、知る限り一番古いです

他にもっと古いのがあるかと思いますので、識者の方にはご教示頂けましたら幸いです。

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