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本サイトは、本日開設10周年を迎えました。俗に10年ひと昔と言いますが、ネットの世界では、ひと昔は2年くらいには縮まっているのではないでしょうか。そんな中で、更新の頻度も多くありませんが、こうやって長い間続けてこれたのは、理解ある家人と親愛なる友人、そしてコメントや書き込み、ファンレターなどをくださる皆さんのおかげです。ありがとうございます。
何度かこのBLOGに書いていますが、1分1円という10年前としては安価な接続料金ながら、サイト開設が無料でできてシェルまで開放してくれていたat-m.or.jpのサーバ上に、今と同じ名称、「SHOW BY BANJO」でサイトを開設しました。たぶんですが、ブルーグラスやその手のルーツミュージック系では一番古いサイトだと思います。そこを1年ぐらい利用したのですが、ダイアルアップ28800bpsという劣悪な接続環境に嫌気がさし、その後、自宅サーバの走りでしょうか、OCNのISDN専用回線を自宅に引き、Linuxサーバと格闘しながら、独自ドメインでこのbanjo.officeboya.jpを開設しました。その後もバックボーンをADSLからFTTHにアップグレードして今に至っています。
10年前というまだまだコンピュータが家庭内に入り込む余地が少なかった頃に、僕がサイトを始めた理由は、個人で情報の発信をしたいというありきたりの理由の他に、ちょうどその頃、上京して新しい仕事を模索していた時期であったために、新たなスキルを得たいというのも大きな理由でした。
とくに、1990年にBela Fleckというバンジョー界の巨人が来日した時に、彼らが便利そうに使っていた初のポータブル型Macintosh、つまりPowerBookを目の当たりにした瞬間から、僕の人生が変わりました。それまでは演奏することを生業としていましたが、自身がPowerBookを手に入れてからは、音源や音楽を作る方向に生業がシフトされました。
折よく、通信カラオケなるMIDIを利用したカラオケの勃興期で、そのデータ作りを外注で受注したり、DTP黎明期でしたが、細かい仕事をマック上で版下を作らせてもらったりと、今思えば、自分自身のスキルアップが社会のデジタル化と共に進んでいたようです。それで上京して、演奏はひとまず休止し、何かさらにコンピュータを使って永続的にできる仕事がないだろうかと考えていた時に始めたのが、このサイトです。つまり、今で言うところのWEBデザイナー(自分自身はデザイナーではなく、もっと広義にクリエイタだと思っています)に目星を付けたのでした。そして、約5年間はほとんど演奏らしきことをしないで、コンピュータを使った仕事を覚え、実際にそれだけで生活できるようになりました。今はもうほとんどやりませんが、DTP仕事のほとんども覚えましたし、ネットワークのイロハやソフトウェアのプログラミング、関連書籍の執筆など、この5年間のスキルアップは自分ながら大した物だと思います。そうして、2000年前後に演奏を再開しましたが、それ以降は、もう生業のための音楽ではなく、本当に自分が幸せになれる音楽だけを演奏しています。
僕が享受した、ネットワークの技術や文化に対してのお礼というわけではありませんが、できるだけたくさんの情報をいろいろな人に共有してもらおうというわけで、このサイトでは様々な有益な情報をデータベース化して掲載しています。さらに、ご意見・ご要望、いろいろ取り入れて、益々充実したサイト運営を心がけたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。
光様
10周年おめでとうございます。私は、このサイトのおかげで、また楽器をやってみようという勇気をもらいました。仕事で、左手人指し指を一部削いでしまって、ギターをあきらめていた。ちょうど、ジャンゴの記事を読み演奏にふれたとき、また、楽器をやってみようと思いにかられました。ありがとうございます。そんな時、覘いた楽器の店主が、バンジョー弾きで、フォギーマウンテンブレイクダウン・・・、バンジョーにすっかりはまってしまいました。最近では、バンジョーのおかげで、なんとか、削いでしまった指もなんとか使えるようになり、ギターも弾けるようになってきました。そうそう、音楽の幅も広がり、以前聴けなかった、ジム・クエスキン・ジャグバンド、私の最近のお気に入りですがブログも楽しく拝見させてもらっています。これからも、頑張ってください。
ota様
書き込み有り難うございます。
もう15年ほど前になりますが、右手人さし指の第一関節から先を失ったご老人にバンジョーを教えていたことがあります。その短くなった指にうまくピックを長めにつけて、半年ほどで2曲を覚えられました。その後、持病でお越しにならなくなりましたが、障害や高齢を問題にせず、一所懸命取り組まれている姿には感動を覚えました。
また、ジャンゴこそ僕らの励みですね。フィンガリングできる指は2本だけというハンディを背負った左手で、4本も使える僕らよりも凄い演奏をします。僕もジャンゴの演奏があったおかげで、頑張れる気になりました。
Hikaru 様
10周年おめでとうございます。お元気そうな感じで、安心しております。僕も、
昨年の復活ライブ以来、定期的に練習→ライブというサイクルがよみがえり、楽しみが増えました。右手の調子も随分と改善され、色々な奏法ができるようになってきました。6月には、クラッシックギター(どういうわけか、習いだして10年です)の発表会!、バンドのライブ、7月頭には、SHO さんとの共演などを控え、わくわく
しております。いつも、HIKARU さんには、お世話になってますが、今後とも
よろしくお願いします。お互いにストーンズのような元気なジジイ目指してプレイ
し続けようね。
Qちゃん
書き込み有り難うございます。
右手復活うれしいですね。昔みたいにガッツあるチョップをまた聴いてみたいものです。クラシックギターは僕の未だ到達できない分野です。極められることを祈っております。
さて、最近は皆さんのお陰で、昔30年近く前にQチャンに教えてもらったロックアイドルのジェフ・マルダー、ジョン・セバスチャン、ジム・クエスキン、そしてなんとあのHOSONOさんとも演奏をご一緒する機会がありました。2年前にはジョン・ショールともサシでやらせてもらいました。大学でQちゃんと同級生になってなかったら、こんな話しも無かったことと思います。今さらながら深くお礼を申し上げます。