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日本でただ一回だけ行なわれる、昨年惜しまれながら急逝したウォッシュタブ・ベーシスト&ジャグ・ブロウワー、フリッツ・リッチモンドの追悼コンサートに、単身で演奏のお誘いがありました。ジェフ・マルダーやジョン・セバスチャンと一緒に演奏するとのことですが、ギターを弾くのかバンジョーを弾くのか未定です。
フリッツ・リッチモンドはジム・クエスキン・ジャグバンドという白人のフォーク・ジャグバンドで1960年代に活躍した人で、日本でもその手の音楽を愛好する人にとっては、ジャグバンド・ミュージックの巨人として尊敬されています。また、我がブルーグラス・ミュージックとの係わりも重要で、5弦バンジョーのメロディック奏法をクリエイトしたビル・キース(彼も後にジム・クエスキン・ジャグバンドで活躍)の駆け出しの頃に好助演しています。ジャグバンド・ミュージックは、かのビートルズを始め、英語圏のポピュラー・ミュージックには少なからず影響があります。日本でも、あきれたボーイズや横山ホットブラザーズなどのボーイズ系コミック・バンドにその面影を見つけられます。ジャグバンドについて知りたい人は各自検索してみてください。
ジャグバンドのレパートリーのベースとなった古いジャズにはかなり詳しいことは間違いありませんが、僕のような畑違いの人になぜお誘いがあったのか不思議です。
4月2日(日)渋谷道玄坂 デュオ・ミュージック・エクスチェンジ
open 17:00/ start 18:00
前売¥6,000 /当日¥7,000 (整理番号付・1D別・スタンディング)
出演:ジェフ・マルダー/ジョン・セバスチャン
ジム・クエスキン他 多くのフリッツの友人達
詳細は、主催のトムス・キャビン(03-5728-7070)まで。