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ちょっと前のトピックでも書きましたが、執筆業を副業でやっておりまして、ブルーグラスフェスやツアーのスケジュールの合間を縫って、この7月にずっと格闘していた書籍がとうとう出たようです。「白箱の遊び方」という題名の本ですが、白箱とは新手のNAS製品で、詳しくは、メーカーのコチラのページをご覧下さい。この製品は5月の発売時に即売り切れになるほどの人気製品なのですが、マニュアル本がこれまでに無く、本邦初のマニュアル本・ハック本という触れ込みです。
見てる暇が無いので、我が家にはTVが無く、僕にはどうしても書けないAVサーバ機能の章(iTunesサーバは書きました)がありましたので、それ以外(全編の85%)を書き下ろしました。ネットや開発者からの情報を頼りに、ソフトウェアを自分で動作チェックしたり、ほぼバグ出しのような面倒な作業をしたりと、大変苦労しながら、いろいろな記事を書かせていただきました。なによりも、最終的には僕自身のネットワーク環境上で使うことを前提に、AppleShareサーバ互換を目指し、Mac OSからの使い勝手を検討しながら書きましたので、よくあるWindowsユーザ向けオンリーの書籍とは一味違うと思います。
Linux使いにとっては冗長な記述も大変多くなっていますが、想定している読者ターゲットは、Linuxを理解していない一般的なWindowsユーザということでしたので、ご容赦願えれば幸いです。また、内容につきましても、白箱自体がメーカーサポートの無い製品ですし、この書籍についてもノーサポートということを免罪符にさせてください。
前述の読者ターゲットの手前、白箱上で動かすソフトウェアやパッケージの本格的な開発については全く触れていませんので、内容に物足りなさを感じる方が少なくないと思います。腕に覚えのある人は、ぜひ続編を書いてみてくださいね。