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日本のブルーグラス・ファンに夏の終わりを告げるフェスが先週末開催され、参加してきました。正式名称のSunset Creek Bluegrass Festivalが示すように、実は箱根ではなく、外輪山の外側、金時山の麓に在る夕日の滝キャンプ場でで毎年行われている伝統あるフェスです。
僕は26日金曜日のお昼頃に会場に着きました。その日の朝には、大型台風が関東を直撃していましたので、前夜は台風情報から目を離せず、若干寝不足気味での会場入りなのでした。夕日の滝から流れてくる川の水の量が台風一過の名残ですが、別段不具合も無く、天候に恵まれた楽しいフェスでした。すでに、気の早い常連さんが、台風の中、前夜あるいは早朝よりキャンプサイトやバンガローに陣取っており、そこはもうブルーグラスフェス本番でした。
金曜日は、夕方のオープニングジャム、夜のYellow Django Revival、トリのGeneral Storeで演奏しました。そして、深夜は恒例のノンストップジャムセッション。最近は口ジャムばかりしていますが、今回はバンジョーを手に取り、久しぶりにフィンガーピックが指に食い込むほど長時間のジャムセッションをしました。おかげで、翌日は指がよく回るようになりました。バンジョージャムが自然解散すると、今度はフィドラーが集まってきてオールドタイム〜アイリッシュのジャムセッションにギターでお付き合いしましたが、そろそろ体力も限界で、早朝5時には大部屋バンガローの寝袋で眠りに就きました。
27日土曜日は、フェスのメインです。参加バンドの数が増えて、朝8時から10分刻みのプログラムでした。なぜか朝10時にGeneral Storeの出番があり、緊張して早起きしました。寝起きでリハーサル無しでやったこのステージは、このバンドの特徴がよく分かる演奏だったと思います。寝不足はまだまだ続きます。
General Storeの出番が終わって、また一眠りすることにしましたが、蜂やアブ、そして暑さのためにゆっくりと寝ることはできませんでした。起きると、関西勢ご一行がマイクロバスを仕立ててやってきていました。長年参加していると、参加者も高齢化し、箱根フェスは温泉付き観光旅行のようです。
夕方、いくつかのバンドのリハーサルをやって、また寝ることにしました。夜のステージは約1時間押して、22時〜23時台にYellow Django RevivalとThe Rat Orchestraのステージをやりました。睡眠不足と過度の飲酒で絶不調ながら、録音を聴いてみたら、そこそこの演奏ができたようです。トリのひとつ前にThe Gentlemenの演奏がありましたが、こちらは前夜のジャムが功を奏して、いつもよりスピードにのって弾けました。
土曜日の夜は口ジャムでした。朝まで飲みながらオフレコの話しで盛り上がり、倒れ込むように寝てしまいました。日曜日朝は、隣のバンガローから聴こえるやかましいジャムの音で目が覚めました。彼らは毎年同じ曲を同じように弾きますね(EMD)。2時間くらいしか寝れずに、目を腫らせて起き上がり、コンベンションを見物するためにステージまで行きましたが、2時間以上も出し物が続き、年々冗長になっていると感じました。エントリーの数が増えるのは仕方がありませんが、ひとりひとりの持ち時間を制限するなどの対策が欲しいです。冗長さを無くすためだけではなく、最初の演者と最後の演者を公平に扱うためにも、出し物の時間制限は必要だと思います。
コンベンションが終わって、片づけをし、打ち上げに向かいました。ここ最近は、林道を使って箱根湯本の方に向かい、勘太の湯というところで風呂に入って会食をしていたのですが、台風の影響で林道は通行止めということで、今年は小田原市街の万葉の湯という温泉ランドに河岸を代えました。会食後、深夜まで仮眠して帰路に就きました。
箱根フェス 報告
今年も箱根フェスに行ってきました。
木曜日に台風直撃で心配されましたが、お陰さまで台風一過、とても過ごしやすかったです。
(スウェーデ…
高齢化に反発するという訳では有りませんが、今年は青春18切符を利用して参加しました。
おかげさまで小田原駅の売店で貴兄お勧めの大船軒の鯵寿司を買うことが出来ました。関西でポピュラーなバッテラとは一味違って美味でした。
箱根フェスのロケーションは何故かタイダイTシャツが良く似合うような気がしますね。年季の入ったアロハ愛用者も多いようですね。帰りの車の便の都合でコンベンションを見れなかったのは残念ですが、十二分に堪能しました。また何処かで・・・。
僕はまだ青春18切符を使ったことがありません。そのうち、試してみようと思います。
最近は、東京〜大阪の移動に昼間の高速バスを使うことが多いです。大井松田に高速のバス停があるので、これも試してみると良いかもしれません。バス停から階段で下界に降りると墓場の中に道があり、松田町の市街地に出ることができます。JRや小田急の松田駅があるので、そこから登山鉄道大雄山駅までバスで移動できます。そこからはご存知の通りです。(大雄山駅横にある炭火焼き肉屋はリーズナブルで美味しいです。)
鯵の押し寿司は、他に東華軒というのが小田原に工場があって有名なのですが、こちらは酢よりも塩がキツく、関西人はあまり美味しいと思わないでしょう。ただし、折りには必ず赤シソで捲いたお寿司が1個か2個入っているので、箸休めに丁度良いです。しかしながら、お酢の味がする大船軒の方が僕は好みです。
フェスの衣装ですが、若い学生のバンドなんかは、ズボンを腰の下の方まで降ろして、上はタンクトップやTシャツがスタンダードですね。女の子なんかはキャミソール姿なので、ヲヂサン達は目のやり場に困ります。対して、ヲヂサン達でステージ慣れしている人はアロハが多いですね。ステージを注意深く見ていると、遅い時間に出るバンドほど、アロハの人が増えるようです。老若関係なく、半ズボンの男子が居るステージは、あまり上手ではないかもしれません。いや、演奏ではなく、見かけからそう感じるのかもしれませんが…。タイダイシャツはヒッピーぽいので、難民村のような箱根フェスに似合うというのは、よく分かります。特に鮮やかな色のヤツは、良いですね。
そういえば何年も前だと思いますが箱根フェスで米軍基地の人たちでしょうか?パラシュートをタープ変わりに使ってた一群がいましたね。関西では見られない光景でした。
白髪頭のええおっさんがタイダイ着て若者ぶるのに以前は少し抵抗が有りましたが、今ではそんなおっさんのど真ん中に仲間入りをしてしまいました。というよりヒッピー文化自体が今ではおっさんの文化なんでしょうね。箱根フェスが長い時間かけて培ってきた文化みたいなものが出来上がってると感じます。宝塚フェスでもそうでしたが、若い人が昨年より確実に多かったと思いました。