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昨日の21日、今年で2回目の開催となった「Django Reinhardt Festival in Tokyo」に行ってきました。
会場は、昨年と同じ、東京都檜原村にあるフジの森というところでした。フェスをやるためにあるような場所で、野外ステージが常設されています。(右画像)
僕は、フェス前日にトラのご依頼を頂いたマンドリンの中島さんのトリオと、Yellow Django Revivalでステージに上がりました。また、オフステージでは、少しだけですが、ジプシーな方達とのジャム・セッションも楽しみました。
昨年は、10月に開催されたので、とても寒くて、フェスに不慣れな人達にとっては、厳しい環境で行なわれましたが、今年は、この8月に開催ということで、山の中の野外フェスティバルとして、非常に過ごしやすかったです。もっとも、僕らブルーグラス・ミュージシャンにとっては、夏の間は毎週のようにフェスに出かけますので、特別なイベントではありません。暑い・寒いといったことよりも、野外で如何に楽しめるかということが、フェスでの関心事です。
いつものフェスのように、ブルーグラス・クレイジーは、アウトドア用具を車に満載して来ます。キャンプ用テーブルを囲み、食事・酒・つまみなどを自給自足で用意し、馬鹿話に花を咲かせます。しかしながら、ジプシージャズ界隈のこの手の音楽のファンやプレイヤーは、まだまだ野外フェスに縁が無いようで、フェスで音楽以外を楽しむことに馴れていないようでした。特に、必需品のイスや灯りなどは、全くといって良いほど、持ってくる人が居ないように見えました。ですから、フェスでのお約束、野外でのジャム・セッションを楽しむことができないようです。夜中、野外で馬鹿やってたのは、ブルーグラスの人達だけでした。さらにフェスを楽しむことができますので、来年また開催されるようでしたら、ブルーグラス以外の人も、アウトドアを楽しむ装備と余裕を持って参加してみてください。僕の印象では、ジプシーの音楽は、そのスタイルが似合うと思います。
ブルーグラスのフェスなら、出番がたくさんありますが、ジャンゴ・フェスでは、家人の付き添いなので、飲んで食ってのベテラン・ブルーグラス・ミュージシャンのオジサン達は、童心に戻り、焚き火に精を出していました。
楽しいフェスでしたが、一日だけの開催でしたから、僕らは深夜には帰路に着きました。寝起きに聞こえてくるジャムセッションの音とステージのマイクチェックという、翌朝の気だるいフェスの朝が無いので、少し物足りなかったかもしれません。もっとバンドが増えて二日間開催するように、早くなれば良いですね。