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時山フェスUpdate : 2005/06/06 Mon 15:18

先週末、長きに渡って開催され、惜しくも今年で最後となった、岐阜県上石津町の時山フェスに行ってきました。

金曜夜10時に車で川崎を発ち、途中浜名湖で休憩を取っただけで午前3時に現地に到着しました。ステージ前では、深夜ながら、まだジャムの輪が残っていて、関東勢関西勢中京勢入り乱れて盛り上がっていました。僕も少しだけジャムを楽しんで、午前6時頃に寝袋に入りました。起床は午前10時で、川のほとりを散策し、20年目にして初めて時山に来たという仁さん西貝さん、写真家の小森谷さんを見つけ、しばし歓談したり、一昨年に僕が倒れたのを知って心配してくださっていた方々からお声を掛けていただいたりと、フェス社交の時間をマッタリと過ごしました。その後、会場の食堂でアマゴの煮付けなどの美味しい朝食を頂き、ブラブラ昼頃まで過ごして、主催者に用意していただいた、会場から数キロも離れた昭和音楽村というところのロッジに向かいました。ここは、湖畔に立てられた保養所のような場所で、とてもくつろげました。過去にゲストで招いた外タレも全てここに泊まったとのことです。今回は、僕らのThe Rat Orchestraが光栄ある最後のゲストとしてお招きいただけました。ここでお風呂に入ったり、夜の40分ステージの練習をしたり、外は雷雨で大荒れでしたが、合宿気分で夕方まで過ごしました。

The Rat Orchestraのステージは、午後4時からの40分間ということで、会場に戻り、着替えを済まして、スタンバイしました。このころには、ようやく雨も上がり、いつもの時山フェスになりました。今回は、最後ということが幸い(?)したのか、参加者がかなり多く、夕方の4時でも、ステージ前にはたくさんの聴衆が集まっていました。音響は、フェスでは初めて見る、デジタル・ミキサーを採用した最新式の設備が使われ、定評ある硬めの引き締まったサウンドで時山フェスを演出していました。The Rat Orchestraのステージは、この最新のPA機器を使ってデジタル録音されたそうですので、後日CDに焼いて送っていただけるとのことです。うまくいきましたら、WEBで公開したいと思います。

ゲスト・ステージを無難にこなして、いくつかお褒めの言葉をいただき、気を良くしながら、ステージ横の食堂で夕食をいただきました。臭みが全く無い淡泊なイワナのお造り、取れたて椎茸の焼き物、頭や骨まで全部食べられるアマゴの姿焼き等、山奥ならではの郷土料理に舌鼓を打ちながら、まだまだ長いプログラムに備えました。

大阪の友人と再会を喜びながら、けっこう長い時間を客席で過ごしました。ステージをたくさん見たのですが、(素晴らしい音響の効果があるとは思いますが、)昔に比べて出てくるバンドの質がかなり高く、ブルーグラスも一般社会にアピールできるレベルに達していることを実感しました。単なるコピーバンドをほとんど見かけることがなくなったことは良かったと思います。

最後の時山を楽しもうということで、関東からもバンドがたくさんやってきました。関東バンドのステージもゆっくりと観戦し、口ジャムとともに深夜まで過ごした後、それら関東バンドのうちのひとつ、僕が参加するYellow Django Revivalの出番となったのは、午前2時前でした。The Rat Orchestraもそうですが、Yellow Django Revivalも初めての地方遠征ということで気合いが入っていました。関東以外の人の耳にはどう聞こえたのか、興味あります。

午前4時頃まで会場で楽しんで、昭和音楽村のロッジへ戻り、睡眠不足と過度飲酒のため、僕はそのまま沈没しました。

翌日は、正午前に起床し、ロッジで朝食をいただき、午後2時頃に会場へ戻りました。その時間には、すでにフェスを後にした人が多かったですが、ステージはオープンステージになって、まだまだ続いていました。せっかくだからということで、Yellow Django Revivalでステージに上がり、数曲演奏させていただきました。その後、Japanese Bluegrass Bandや主催者ジャムが続き、ノンビリとした雰囲気の中、由緒ある時山フェスが有終の美を飾りました。最後に残った人達で記念写真を撮って、本当に本当の最後になりました。長い間、付近住民との融和を図って、フェスの開催を守ってきた、主催者の安川直樹さんやそのお仲間に、お礼を申し上げたいと思います。
イタリアンレストランで予定されていた打ち上げには参加せずに、帰路に着き、自宅へは午後10時半に戻ってきました。丸一日経っても、まだ興奮状態が醒めませんが、同時に、寄る年波で身体の疲労も取れません。楽しかった今年のフェス参戦一回目でした。あと何回くらいこういうことができるのか、身体と相談していかなければならないですね。

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From : Yellow Django Revival   Date : 2005/06/06 15:57

2005/06/04-05 時山フェス

今回が時山での最後の開催になるという、マウンテンタイム・ブルーグラス・フェスティ…

From : 大阪ブルーグラス事情   Date : 2005/06/07 01:00

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From : Hikaru   Date : 2005/06/07 02:40

小篠さんのKのつぶやき( http://www6.plala.or.jp/kgk/tyf50604.html )や黒川さんのBLOG( http://fiddler.daa.jp/blog/archives/000259.html )にも記事が上がっています。

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