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フライヤーUpdate : 2014/06/20 Fri 17:27

昔、チラシとかビラと言っていたものを、最近ではフライヤーと呼ぶみたいで、僕も自他問わずフライヤー作りをすることがよくあります。(製作の依頼を受ける場合は一応プロとして仕事させていただきます。長年、組版や印刷現場のことにもたずさわっています。)

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ミュージシャン、どこか事務所にでも所属していれば、ライブの告知とかブッキングをほとんど任せて連絡だけ待ってたらいいのですが、フリーランスだとそれらは全部自分で行わないといけません。

とは云え、マネージメントの一部をいろいろ面倒を見てくれる人が居れば、フライヤー(チラシ)製作くらいはやってくれるかもしれません。そんな気の利いた友達も居なくて、無いスキルを絞ってMS Wordで自分のライブのフライヤーを作らないといけないかもしれません。あるいは、PhotoshopやIllustratorを使いこなし、素人が作るよりも数段格好良いフライヤーをミュージシャン自身が作れる場合もあるでしょう。

いずれにせよ、フライヤーには日時や場所等の告知事項の記載は当たり前ですが、ちょっと気の利いたものにしようと思うと、格好良い写真やキャッチコピー、テキストなんかが必要になります。

写真はデジカメやスマホのお陰で素人でもたくさん撮って取捨選択できるようになりましたので、加工すればソコソコ使える素材を得るのは容易くなりました。

一方、キャッチコピー、テキストをミュージシャンやそのお友達が作ると、文章を生業にしている人に限らず普段から書物をたくさん読むような人から見ると、頓珍漢なものになっていることがほとんどです。これだけは、プロフェッショナルとは言いませんが、普段から文章に親しんでいる人に事前に読んでもらって、推敲・校正をお願いした方がいいです。「てにをは」レベルの校正なら自分でもできますが、間違った語法を見つけるのはミュージシャンには難しいのではないでしょうか?

プロのコピーライター、ライターさん、校正のプロ、どれだけ短い文章でも、書くことがそれだけで仕事になる分野です。ミュージシャンが演奏のマナーやクオリティにこだわるように、文章にもそれがあります。

頑張って自分たちでフライヤーを作るミュージシャンの知人が多いです。でも、頑張って書いた文章が、読む人が読むと恥ずかしい文章になっていたりすると残念です。これは紙媒体だけではなくて、ブログやSNSへポストする文章も同じです。いろいろなフライヤーを拝見して、演奏の完成度と同じくらい社会人としての完成度もミュージシャンには必要だなと思うこの頃です。

もちろん自戒の意味を込めて。

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