15934060 visitors have come to this site since 26th April 1996.
僕はいわゆるグルメでも無いし、食べ歩きが趣味だなんて言えない食生活をしているので、サンプリング母数も統計としてはお話にならないので、これから書くことは或る集合に属される方々にとってはかなり不愉快な話になることを予め謝っておきます。
僕はグルメではないと書きましたが、食べることは好きだし自分の味覚に良い刺激を受けることは願ってもない幸せです。
それで、どうでもいい話なんですが、最近地元でラーメンを食べる機会があって大変悲しい思いをしましたので、愚痴同然の記事をここに書きます。(僕にとっては、親には申し訳ないけど、親が死んだくらい悲しいことでした。)
元々、入り口に創業者が腕組みをしている写真が鎮座しているようなラーメン屋には入るべきでは無いと、数度の失敗で学習していましたが、そういう写真もなく人知れず評判の良いラーメン屋なので油断したのが全ての失敗のもとでした。
初めて入る食堂ではラーメン屋にかぎらず、お店のデフォルトのメニューをそのまま注文するのがよろしい、なぜならば自信作であるから定番メニューになってるわけです。…ということで、メニュー上もシンプルに「ラーメン」となっているラーメンを注文しました。
一口食べて、ゲロを吐きそうになりました。今まで食べたことが無かったのですが、これが魚介類系スープというのでしょうか、魚の腐った匂いがするラーメンでした。こういうのを好む人達が居るからこういうスープでラーメンを出す店があるのは理解出来ますが、そもそもスープを作る時に魚介類を煮込むのは料理としてどうなんでしょうか?なんでも煮込めばコクが出て美味しいと思っている田舎の人が作ったラーメンなのでしょうか?それを好む客も田舎の人ばかりなんでしょうか?料理人として恥ずかしくないのでしょうか?
この味や匂いの延長線で極論すれば、秘伝のクサヤの汁でラーメンを食べるのが最高の贅沢になります。
魚介類をスープのタネにする時は煮込んではいけないというのが料理の定石だと僕は思います。お湯が煮え立った時に一瞬だけ魚介類の風味を引き出すのが魚介類を使う場合の出汁の取り方でしょう。(出汁昆布まで含めてです)
臭みばかり煮出してどうするのでしょうか?
店の入口に「当店は魚介類をスープの材料として煮込んでいます」と書いておいて欲しい。そうすればぜったいにそこに入らずに済むのだから。
追記:
そして、煮玉子。嫌いじゃないけど余計。チャーシュー作った時の副産物じゃないですか。せめてチャーシューで勝負して欲しい。