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1957年にワシントンD.C.エリアで結成されたバンド、Country Gentlemenは1960年にJohn Duffey(m)、Charlie Waller(g)、Eddie Adcock(bj)、Tom Gray(bs)というメンバーで強烈なバンド・スタイルを完成させ、60年代は都市部のファンの心を掴んだ。1960年代最後には相次ぐメンバーの脱退でWallerだけがオリジナルメンバーとなったが、サウンドを柔軟に変化させ、現在は普通のブルーグラス・バンドになっている。フォーク好きのDuffey、カントリー好きのWaller、カントリー・ギター好きのAdcockが織り成すサウンドはオールドタイムからモダンフォーク、ジャズ、ロックン・ロールまで幅広かったが、Bill MonroeやStanley Brothersのブルーグラス魂も忘れてはいなかった。リード・ボーカルを順番に取るモダン・フォークのスタイルを取り入れた最初のバンドでもある。楽器演奏は、それまでのどんなバンドとも違うユニークなもので、その後のモダン・ブルーグラス・バンドのお手本になった。
Duffeyはその後Seldom Sceneを結成し、死ぬまでGentlemenの魂を引き継いだ。Adcockは2nd Generationを結成したが自然崩壊し、現在は妻Marthaとコミックぽいパフォーマンスをしている。