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歴史上、ブルーグラス・ミュージックはBill Monroeが作った音楽ということだが、その音楽スタイルの核心の部分はEarl Scruggsの革新的バンジョー奏法に因るところが大きいというのは、ブルーグラスを知る人であれば理解できるだろう。
ブルーグラス・スタイルが確立された1947年当時のBill Monroe & Bluegrass BoysのLester Flatt(g)とEarl ScruggsがBluegrass Boys脱退後の1948年に組んだバンド「Foggy Mountain Boys」は或る意味で正統的なブルーグラス・スタイルの継承者であり、1950〜60年代を通して最も成功したブルーグラス・バンドだった。1963年にはカーネギー・ホールに出演し、1968年には来日公演も行なうが、同年、惜しくも解散した。
40〜50年代は、ドライブしたリズムでハードなサウンドを聞かせたが、ブルーグラス・バンドとして初めてドブロ・ギターを編成に加えた1955年あたりからヒルビリーっぽいサウンドに傾向し、60年代には当時のフォークソングの雰囲気でソフトな演奏をするようになった。