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1890年4月17日生まれのJohnny St. Cyrは、初期ジャズの重要人物として知られている。1905年に地元ニューオリンズでバンド活動を始め、1923年シカゴのKing OliverのバンドやJerry Roll Mortonのバンドでの活躍は有名である。中でもLouis Armstrongの有名なHot FiveやHot Sevenではキーメンバーとしてリズムとサウンドを支えた。1930年にはニューオリンズに帰るが、戦後はロスアンジェルスに移住し活動した。
St. Cyrは、普段は6弦ギター・バンジョーを演奏した。主にトラディショナルなリズムを刻んだが、Hot Fiveでの演奏では単弦ソロやアルベジオを取り入れたギター的な演奏を聴かせ、後のEddie Langに繋がるジャズギターのパイオニアとして今日では位置づけられている。残された録音より、調弦は管楽器のキーと調和させるために、通常のギターより3半音高く合わせていたと思われる。
1961年から亡くなる1966年まではBarney Bigardらとディズニーランドで演奏をした。