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Ry Cooderが音楽を担当したWim Wenders監督作品で、20年足らず前に封切られた映画「Buena Vista Social Club」でキューバ音楽にノックアウトされた人は少なくないでしょう。僕もその一人です。ただ、後にいろいろ聴くようになって、あの映画の音楽は北島三郎とTOKIOが一緒にやっているようなもの、つまりキューバのいろいろな音楽スタイルのミクスチャであったようです。それはそれとして、出演したミュージシャン達の素晴らしかったことは記憶に残っています。ご覧になってない方はDVD借りてご覧になってください。もはや、ラテン音楽の一般教養的教材と考えても良いかと思います。
さて、その映画で、僕が個人的に引きこまれたのは、トレスという弦楽器でした。ほぼギターと同じ楽器なんですが、大きさが若干小さく、弦は複弦3コースの6弦で、調弦はウクレレの2〜4弦とユニゾンです。最初からトレスとして作られた楽器の他に、ギターからの改造楽器を使うことも多いとネットで調べました。機会があったらトレスを手に入れようと考えていましたが、(いくつかの輸入業者が法外な値付けで売っているのをネットで見かけましたが、)日本国内ではほぼ売っていないに等しい状況で、これはギターからの改造をするしかないなと思っていました。
つい先日のある日、10年以上前に買った未完成のミニギターキットを我が家の納戸で再発見しました。すぐに思いついたのが、トレスの製作でした。キットからの製作ですので、改造ではなく、トレスとして製作できることを思いついたのでした。
そして早速製作に掛かりました。
で、完成しました。
弦のゲージが分からず、手持ちの適当なのを張ったので、ピッチが甘々ですが、音はこんな感じです。我ながら、十分満足な仕上がりになりました。
ケースが無かったので、ウクレレベース用のギグバッグを通販で買いました。