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昨日、チーフタンズというアイルランド伝統音楽を摸倣した本場の商業バンドを聞きに行きました。
さすが、プロだなと思いました。演奏も素晴らしかったです。でも、ひとつ疑問が残りました。聴衆は2000人にも届こうかという大入りだったのですが、ほとんどの人はアイルランド音楽の愛好家(マニア)であるようには見えませんでした。初めてこの種の音楽を聞く人も多かったと思います。しかし、かなり泥くさいはずの演奏はこの様な聴衆に大うけだったんです。
ブルーグラスに振り返って考えると、ブルーグラスのライブの方が、はるかに洗練されていて上手でパワーがあるはずなのに、あのような熱狂の客席は見たことがありません。「つかみ」の部分でバンドやプロモーターが失敗していると思います。チーフタンズごときであれだけの聴衆を獲得できて、公演として成功している(と思われる)のですから、もっとブルーグラスのバンドも頑張らなければならないでしょう。