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さくらインターネットという会社の専用サーバというのを4年も借りていましたが、いきなり9月末日でサービスを終了するとの連絡がありました。乗り換え用の新プランを提示してきましたが、実質的な値上げになり、現行サーバのデータやアプリケーションを新しいサーバに移す人的コストの補償もありません。(移転作業のコストは人件費換算だけでも数十万掛かると試算しました。)借りるときには7万円だか8万円だかの初期費用を払ったのでそれなりに信用おけるサービスだと考えていましたが、レンタルサーバ屋も初期費用で稼ぐために回転率で商売するようです。長期顧客はいいお客ではないのでしょう。今後は、さくらをうちのお客さんに勧めることはないでしょう。
というわけで、暑いお盆、取引会社も休業とのことで自社サーバの移転作業を行いました。さくらインターネットとは契約せずに、他社のレンタルサーバでもなく、専用回線を引いて自宅にサーバを置くことにしました。さくらインターネットを利用する前もこのスタイルでサーバを運用していたのですが、ランニングコストの上でレンタルサーバの方が有利だと考えて、4年前はさくらと契約したわけです。しかしながら、2011年の日本では(人件費さえ考えなければ)コストパーフォーマンスは逆転したようです。しかも、以前使っていたサーバマシンは数十万もしましたが、今回のサーバマシンは性能アップしながら静音低電力で2万円です。
弊社(我が家)のネットインフラ関係の設備は一階台所の天井裏にまとめて設置し、壁内配線で各部屋にUPSからの電力コンセントとLANソケットを設けています。しかしながら、24時間稼働させるサーバマシンを置く場所は最初から考慮していなかったので、苦慮した挙句、天井裏に設置したルータやハブ、UPSから比較的近い場所で常時稼動させても邪魔にならない場所として、台所隅のクローゼットの上に置くことにしました。そこで、コンセントを新しく天井にひとつ設けて、その横にLANケーブルも通すことにしました。
この記事を書いている現在、サーバ移転で一番苦労するDNS情報の書き換えもうまくいったようで、何もなかったかのように数日前と同じようにサーバが稼動しています。4年前から比べると、サーバOSのバージョンがかなり上がっていますので、インストールするミドルウェアの殆どは前と同じものが使えませんでした。最新版を新しくコンパイルしたり、書き方の変わってしまった設定ファイルを書きなおしたりする作業、そして旧サーバからのデータや設定のコピー作業でこの1週間ほど不毛な時間を過ごしていました。この人件費は出ません。。。えらい損害でっせ、さくらさん!