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酒飲みたいですUpdate : 2005/10/11 Tue 03:35

群発頭痛の症状が1年ぶりに出てきて、もう1ヶ月以上になります。最初のうちは発作の頻度が少なかったのですが、2週間ほど前から、毎日1回の発作があります。

群発頭痛は、普通の片頭痛緊張型頭痛とは全く違う病気で、血管が収縮することが痛みの原因である普通の頭痛とは反対に、ある血管が膨張することが痛みの原因とされています。痛みの部位は、症状を持つ皆さん決まって、眼の裏側です。その部分にある動脈が膨張して近くを通る神経を圧迫するのだそうです。また、痛み方が普通の頭痛とは違って、眼の裏側を尖った物でグリグリされているような痛みが継続します。同時に鼻(たぶん副鼻腔)のあたりも痛くなり、頭の天辺から肩の辺りまで神経痛にも似た痛みが走ることがあります。酷い時には虫歯ではない歯まで虫歯の痛みが走ることがあります。普通の頭痛は脈と同期してズキン〜ズキンと来ますが、群発頭痛はズーーと痛いのです。隣人と会話するのも苦しいくらいの頭痛になります。しかし、発作というように、一定時間が過ぎると痛みは何処かへ行ってしまいます。それで、僕の場合は、それも1ヶ月くらいすると何事も無かったかのように症状が無くなります。毎年、この秋口に症状が出るというわけです。

困ったことに、群発頭痛は普通の頭痛と原因が違いますので、一般の頭痛薬は全く効果がありません。下手すると、普通の頭痛薬を発作の時に飲むと逆に痛みが増します。群発頭痛に有効な薬は何処にも無いのです。僕のかかりつけの町医者は、群発頭痛群発頭痛に詳しくありませんから、愚かにも普通の頭痛薬を処方します。当然ながら全く効果無しです。何年も同じ症状で通ってますから、医者も少しは研究すれば良いのではないかと思いますが、最近では、こちらの方がネットのおかげで情報をたくさん持っていますので、医者にこちらからいろいろ処方をサジェストしています。しかしながら、全く聞き入れませんね。いくつもの情報によると、1錠1000円もする舶来の薬が発作に有効らしいのですが、処方箋を書いてもらえません。専門は心臓関係だそうですから、興味が無いのでしょう。他の専門医にあたってみます。

群発頭痛と長い間付き合っていると、毎日の発作が来る前に、その予兆が分かるようになります。有効な薬が無いのなら、その痛みに1時間ほど耐えるしかないのですが、僕は眠くなるような成分が入っている薬、例えば風邪薬みたいなものを、発作が起きる寸前に飲むようにしています。そうすれば、痛くなって横になる時に、うまくすれば眠気で少しは痛みを忘れられるからです。一般の頭痛薬は、頭の血管を拡げて血行を良くし頭痛を和らげますが、最近では、血管ではなく神経に作用する頭痛薬が出ています。それを試しに使ってみたら、痛みが酷くなることも無く、少しは気休めになるようなので、愛飲しています。

また、リドカインという成分が入っている点鼻薬も少しは有効みたいです。リドカインは麻酔薬の一種で、それが鼻の奥の粘膜から吸収されて、痛みの部位に間接的に作用するということです。発作の時は、こんな物にでもすがりたくなります。ほんと、救いようの無い痛さです。毎日毎日…。

あと、有効なのは酸素吸入だそうです。スポーツ用の携帯酸素ボンベは何回か試したのですが、情報によると、アレは全く効果無しで、医療用のちゃんとしたボンベじゃないとダメらしいです。事が大げさですが、症状が悪化したら、酸素ボンベもなんとかして手に入れたいです
血行を良くし血管を膨張させる物と言えばお酒ですが、その通り、このお酒は群発頭痛にとって毒のようなものです。ですから、もう2週間もお酒を飲んでいません。この春に、健康診断で肝臓の数値が悪く、再検査を要するほどでしたが、今回の禁酒でかなり肝臓も休まっていると思います。思わぬ休肝日を得たのが不幸中の幸いでしょうか。

これまでの経験から、あと数日か、数週間で症状は無くなるはずです。それまで、飲酒はともかくとして、趣味も仕事もネットも程々にです。

▼ Comments for this post

From : Nakai   Date : 2005/10/13 18:29

何もお役に立てないのが心苦しいですが、どうか、無理をせず、お大事にしてください。

From : Hikaru   Date : 2005/10/15 03:59

Nakai様
いえいえ、そうやって気にかけていただけるだけで幸せ者です。今は一日一回の痛みを堪えるしかないのですが、時期が来れば一旦は治る病気なので安心しています。

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