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家から歩いていける所に映画館ができたので、行ってみました。
この夏、としまえん遊園地の正門前に「ユナイテッド・シネマとしまえん」というのがオープンしました。スクリーンが9つもある、立派な映画館です。豊島園まで、電車で二駅ですが、歩いても15分ほどで行けます。午後9時頃からのレイトショーは入場料1200円とお得ですし、テレビの無い我が家にとって、素晴らしい娯楽となります。シアターの前のコンビニでビールとつまみをたくさん買い込んで鑑賞しました。(予告編の前に注意書きが映し出されて、後で分かりましたが、飲食物の外からの持ち込み禁止ということでした。)
それで、今夜のレイトショーで、「華氏911」というマイケル・ムーア監督の話題作を見ました。今のブッシュ大統領が、どんなに嘘つきで、どんなにバカかよく分かるドキュメンタリー・フィルムです。日本で小泉首相について同様の作品を作ったとしたら、監督やプロデューサが、官憲によって社会的に手足をもがれてしまうことが容易に想像つきますが、さすが自由の国、アメリカです。よくぞ、ここまで用意周到に作ってくれたものです。腐ったアメリカの財界・政界の仕組みが、説明無しで理解できました。ノンポリを気取っている、大勢の日本人は、この映画を見てから戦争を語るべきです。
それで、面白かったのは、バンジョーのブレークダウンが、劇中二回も使われていたことです。最初の一回は、映画が始まって最初に鳴る音楽でした。どちらも、ブッシュがイケイケドンドンというシチュエーションで聴けます。ブッシュ>テキサス>田舎者>ブルーグラスということなのでしょう。
2時間ほどを映画鑑賞で過ごし、もう最終電車が無い時間ですが、さすがに歩いて帰れる距離はうれしいです。午前様で散歩して帰ってきました。行くときにたくさん出会った住宅街の猫達のほとんどが、帰るときも同じ場所にいました。もうすぐ満月、猫会議のリハーサルだったのでしょうか。猫の社会には、ブッシュも小泉も居ないのでしょうね。