My Own Musical Instruments

Antoniotsai Workshop Flattop Mandolin, circa 2007

2007年ごろeBayオークションで見つけたフラットトップ・マンドリンです。アイリッシュなどで使うティアドロップ型の丸穴フラットトップ型を探していて、出品価格も超廉価だったので速攻落札しました。

実はベトナム製の楽器です。ベトナムの楽器の特徴として、工芸品とも言える貝細工の豪華さがありますが、ご多聞に漏れずこの楽器もピックガード部分に美しいインレイが入っています。ピックガードのデザインからはアイリッシュというよりも東欧で使われるマンドリンに似ていると思います。そのデザインはロシアのドムラなどとの共通性も感じます。

作りの丁寧さが手伝って良く鳴るマンドリンです。どちらかというと、ブラジルのバンドリンに似た鳴り方をします。

全てアジアの材と思われますが、ネックはカーリーメイプル、裏横はローズウッド単板、表はスプルースです。あるいはそれに似た材木です。ペグヘッドの突板などはハカランダと言われても信じてしまいます。

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