15930566 visitors have come to this site since 26th April 1996.
1950年代最初にBill Monroe & his Bluegrass Boysに参加し、渋い喉と強力なリズム・ギターでハイ・ロンサム・サウンドを築き上げたJimmy Martin。50年代中頃、Monroeの元を離れ、Osborne Brothersの初代ギタリストとなるが、その後すぐに自分のバンド、Sunny Mountain Boysを組み、ブルーグラス界のJames Brownとして現在まで活躍している。
Sunny Mountain Boysは、あくまでもJimmyのバック・バンドという色が強いが、ハード・ドライビングなバンジョーとJimmyの強烈なギター・ランが独特のサウンド、リズムを誇っている。中でも初期に参加していたJ.D. Croweのバンジョー・スタイルはJimmy直伝と伝えられ、その後のバンドのサウンドを決定付けた。Jimmyのボーカルは喉を詰めた圧力感があり、やりすぎの感はあるが、歌のうまさはブルーグラス界でもトップクラスである。初期Sunny Mountain BoysのPaul Wiliams(m)とのデュエットは必聴に値する。
余談ながら、Jimmyの酒癖は、ジョークの定番になるなどして有名である。(ステージ上でメンバーを殴るとか、パーティーで暴れゲロを吐くとか…