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一般に現代ジャズ・ギターの祖とされるCharlie Christian、テキサス州生まれオクラホマ育ちで、彼の地で流行してたウエスタンスイングで早くから電気ギターを弾いていたEldon Shamblingに影響を受け、1936年頃から本格的に電気ギターを始めたと云われます。
1939年、Benny GoodmanのプロデューサJohn Hammondの後押しで、Goodman Sextetに加わり、(パーマネントという意味では)初めての電気ギターによるジャズ演奏で一世を風靡し、1942年25歳、結核で早逝する直前にはBe-Bop創生の一翼を担いました。
Christian以前にもジャズバンドにおいてメロディ・アドリブを弾いたギタリストには、Teddy BunnやDjango Reinhardtが居ます。Djangoが1939年に盟友Stephane Grappeliと分かれて、翌年、新しく自身のクインテットを作った時、Goodman + Christianのサウンドを意識したのではないかと僕は思います。Djangoが本場アメリカでジャズギタリストとして認知されるのは1946年の渡米時あたりからであり、当時すでに亡くなっていましたが、Christianが開祖としての地位を確立していたために、今日のジャズ界においても、Djangoの評価はChristianほど高くありません。しかしながら、アメリカの初期の電気ギタリストの多くがDjangoに影響を受けていたように、ChristianもDjangoからアイデアを得たのではないかというような録音が少なくありません。
Charlie Christianは実質3年ほどの活動期間ですから、エアチェックも含めて200テイク余りの録音しか残っていません。個人的興味からですが、今やモダンジャズギタリストも聴かなくなったCharlie Christianの独特なサウンド、ジプシージャズを演奏するギタリストにはお勧めしたいと思います。というわけで、ネットにある情報やCDアルバム、書籍を参考にしながらCharlie Christianのディスコグラフィを作ってみました。
こちらで公開しています。⇒ Charlie Christian Discography 1939-1941
ディスコグラフィとは完成しないものです。まだまだ修正が必要と思います。お気づきの点などございましたら、ぜひご一報いただけると幸いです。