15930128 visitors have come to this site since 26th April 1996.
昨年買った家の庭の水はけが悪いので、自力でなんとかならんかとネットでいろいろ調べ、暗渠排水管を埋設するという施工を実施しました。
別にDIYが趣味というわけではありませんが、工事中の模様を撮影しましたので、工程を記録しておきたいと思います。素人工事丸出しなので、DIYの人には参考にもならないでしょう。
今後いろいろ役に立つだろうと、シャベルとバチツル(片方の端が少し広くなったツルハシ)を購入し、施工に備えました。この暗渠排水の仕組みは至って簡単な物で、雨水用の浸透桝に4メートルの塩ビ有孔管を繋いだ物を地中50センチほどの深さに埋めるというだけの物です。ホームセンターではなかなか手に入らない、樹脂製の浸透桝と塩ビ有孔管は、元バンド仲間のM君の協力の下、無事入手でき、5月末に2日かけて施工を行ないました。
浸透桝は50センチ長のものを使いますので、まず庭の東側に、桝より一回り大きい穴を、深さ約70センチほど掘り下げました。その穴から深さ約40センチの溝を西に向かって4メートル余り掘りました。この穴掘りは1時間程で終わりましたが、日没終了で、その日の作業はそこまででおいておきました。たったこれだけの労働でもミュージシャンにとっては地獄の肉体労働となり、シャワーと食前のビールで気持ちよく沈没しました。
翌日、ホームセンターに20kg入りの洗い砂利を15袋、つまり300kg買いに行き、午後から作業を再開しました。砂利の積み下ろしで相当身体が悲鳴を上げましたが、本日中に作業を完了させるべく、無言の労働が続きます。
塩ビ製の桝と管を接着剤を使って繋ぎ(桝と反対側の管の端には点検孔用にエルボー管を介して蓋を設けました)、昨日掘った穴に降ろしました。適当な掘削でしたが、無事ぴったりと収まり、残りの作業は脳細胞を使わなくても良い労働だけになりました。
桝の下部には、雨水の浸透を助けるため予め20センチほど砂利を敷いておきました。また、塩ビ管は水が流れやすいように少し傾斜がつくようにして、管の下に砂利を敷きました。さらに桝の周りに余分に掘っておいた部分にも砂利と瓦礫を詰め込み、管の上部にも管が見えなくなるまで砂利を載せました。都合300kgの砂利はあっという間に無くなりました。
後は土を埋め戻して工事は完了です。浸透桝には専用の蓋を閉め、点検孔も地表から出っ張った塩ビ管を地表から5センチほどのところで切り落とし、蓋をしました。本日も日没終了ですが、工事は完了しました。
実は、翌日に局地的な大雨が降り、絶好の運用テストができました。いつものごとく、10分ほどで庭中が池のようになりました。以前はこのまま2〜3日は庭がぬかるんだままでしたが、施工後は違って、溜まるよりも早いくらいに水が穿けました。水が穿けた後、若干のぬかるみはありますが、それでも翌日に晴れると乾燥して分からなくなります。ひとまずは、汗を沢山流して穴を掘った甲斐があったようです。