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暗渠排水の施工をやる前に小さな花壇を造って、排水設計と穴掘りの予行演習をしました。
家の東側にあって、玄関から南側の庭に向かうまでの日当たりの悪い路地に花壇を造ってみることにしました。越してきた時、元々ここには手入れされていない植え込みが有ったのですが、美しくないので更地に戻していました。また、先住者がその植え込みに不用意に散水したためか、以前は、その湿気が家の中にまで感じられました。すでに改修しましたが、雨どいからの排水が直接この場所(地面)に落ちていたこともあって、この場所に接した部分の母屋の床下はかなり湿っけていました。ですから、今回の施工は、植木の水が母屋の方に影響を与えないようにうまく排水路を考えて花壇を設計する必要を感じました。(設計図は書きませんでしたが…。)
花壇は母屋の壁沿いに作るとして地面を約20センチほど掘りました。右の写真のように、雨どいからの雨水排水用の配管がすぐ下にあり、知らずにツルハシで小さな穴を空けてしまいました。その修復に小一時間掛かってしまいました。予定外の作業時間でしたが、修復が終わると、その前方に排水経路用として深さ70センチ程の大穴を掘りました。本当はもっと広い面積で掘りたかったのですが、用意した砂利の量(今回は40kg)が少なかったので、直径50センチほどの穴です。
用意しておいた洗い砂利40kgを敷き詰めました。深い方の穴にたくさん砂利を入れるようにして、花壇の排水がそっちに流れるようにということです。砂利が足りなくて、穴を掘っている途中で出てきた瓦礫や小石をたくさん流用しました。また、地中の配水管の裏側にも砂利を詰め込んで、水の流れを遮らないよう配慮しました。
砂利の上にモルタルを打ち、一段目のレンガを並べました。モルタルは、母屋側にはしっかりと打ちましたが、その反対側、つまり排水側では、適当に砂利が見えるよう打っていない所を作りました。また、センターを深めに、両サイドを浅めにして、花壇に散水された水は、真ん中から外側に排水されるよう考えました。地中の配水管周りの砂利が動かないように、その辺りもモルタルを盛っています。
2段目のレンガを並べて、掘った所を埋め戻せば施工は完了です。あとは、園芸作業なので僕には関係ありません。